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2008.11.12 Wednesday 

イー・モバイル、「悪魔の販売方法」。

ネットブックが絶好調だ。特に、100円PC(実態はイー・モバイルのデータ通信サービスとのセット販売)に人気が集まっているという。実際、10月のイー・モバイルの契約数は10万2500件と、ソフトバンクモバイルについで2位。要するに、かなりの人がネットブックとイー・モバイルのセット販売に手を出しているというわけだ。

僕は、これを聞いて「みんな大丈夫か?」と思う。確かに、5万9800円のネットブックが1万4980円といわれたら、安い!と思うかもしれない。しかし、どれだけの人が、イー・モバイルのデータ通信サービスの内容を理解しているのだろうか?

ストレートに言わせてもらうと、イー・モバイルのデータ通信サービスプランほどわかりにくく、たちの悪いものはない。例えば、ネットブックや一般のノートパソコンとセットで契約することの多い「スーパーライトデータプラン」。これを詳しく見てみると、契約プランは「ベーシック」「ベーシック+年とく割」「新にねん」「にねん」「にねんMAX」と、一つのプランなのに5つもの契約方法がある。ちなみに、月々の基本料金は、「ベーシック+年とく割」と「新にねん」が1000円〜4980円、「ベーシック」と「にねん」が2000円〜5980円、「にねんMAX」が2900円〜6880円。さて、いったい、これらは基本料金以外、いったい何が違うのだろう?


ざっと一覧表にしてみた。
まず上の二つ。これは基本的なプランで、特に「ベーシック」は期間の縛りもない。一方、「ベーシック+年とく割」は1年の契約を前提に、月額基本料金が1000円安くなる。ただし、どちらもデータ通信端末の代金(ポピュラーなD02HWなら、一括で2万9980円)は別途かかる。
一方、「新にねん」「にねん」「にねんMAX」は2年契約を前提に、データ通信端末(およびパソコン)の代金を最初にイー・モバイルが負担しましょうというもの(最初に負担してくれるだけで、後で回収されるのがミソ)。ちなみに、その負担額は、「新にねん」が2万4000円、「にねん」が4万8000円、「にねんMAX」が6万9600円。しかし、同時に基本料金は、1000円(24ヵ月で2万4000円)、1900円(24ヵ月で4万5600円)と高くなっていくので、そのぶんを差し引くと、結局、イー・モバイルが負担するのは、いずれの場合も実際には2万4000円に過ぎない。

もし、5万9800円のパソコン+2万9980円のデータ通信端末(合計で8万9780円)が1万4800円で売られていても、このケースでは必ず「にねんMAX」の契約が義務づけられるから、2年間で6万9600円は回収されてしまう。つまり、8万9780円−6万9600円ー1万4800円=5380円しか得しないというわけだ(ただし、この計算にはポイントを含めていない)。

以上は「にねんMAX」の場合だが、ほかにも、「にねん」の契約を前提にパソコンを購入すると、データ通信端末代は無料で、さらに3万円ぶんのポイントプレゼント(もしくは3万円キャッシュバック)という販売方法もよく見かける。個人的にはこちらのほうが断然お得なような気がする。念のため、計算してみよう。
このケースでは、データ通信端末代(D02HWの場合)2万9980円+ポイント3万円=5万9980円ぶん得することになるが、「にねん」が前提となるから、2年間で4万8000円は回収される。つまり、実際にお得なのは、5万9980円−4万8000円=1万1180円ということになる。

結局、「にねんMAX」より「にねん」のほうが1万1180円−5380円=5800円得だけということになる、問題は店頭でこうした説明はいっさいされないであろうということ。そして、店頭では下記の二択を迫られるということになる。
「5万9800円のパソコンが1万4800円で買えます」
(契約は「にねんMAX」)
「5万9800円のパソコンに3万ポイントつきます」
(契約は「にねん」)
もちろん、何も知らない多くの消費者は前者に飛びつくはずだ。しかも、たちが悪いのは、「にねんMAX」と「にねん」の月額基本料金の差額が900円という点。差額が1000円だと計算もしやすく、両者のお得感も狭まり、「にねん」にしようかという人も出てきそうだが、900円という計算しにくい(かつ、毎月許容できそうな)額になっていることで、多くの人は「5万9800円のパソコンが、1万4800円で買えます」にまんまと乗っかってしまうというわけだ(といっても、5800円損するだけだが)。

はぁ〜、僕も検証してみて、とっても疲れた。
でも、上記の考えで大筋は間違っていないはず(間違いがあれば、ご指摘お願いします)。そんなわけで、違いのわかりにくい商品をたくさん並べて消費者の頭を混乱させ、一見お得なような売り方で後日しっかりそれを回収するというイー・モバイルのやり方は、ちょっと問題があると思う。そして、こうした商売を考えるということは、内部に相当あくどい人間がいるということだ。僕は、これを悪魔の販売方法と名付けようと思う。みなさん、くれぐれも甘い言葉にはご用心。そんなにうまい話は転がっていませんよ。
投稿者 toshi : 22:53 | comments(1) | trackbacks(0) | 携帯電話 | ▲
2008.11.12 Wednesday 

MacBook Proを買った。

先日、ふらりと池袋のビックカメラパソコン館に寄ったら、MacBook Proの松モデルに25万9800円という値札が付いていた。アップルストアでは通常28万8000円。最初は見間違い、もしくはADSLなどとのセットで安いのかな? とも思ったが、どうみても25万9800円。店員さんに聞くと、今日だけ、この店舗だけだとか……。

本当はボーナスが出たら、アップルストアで梅モデルをUSキーボードバージョンで購入しようと考えていたのだが、2万8200円も安いうえに、ポイントが5%(つまり、1万2990円)もつくとなれば、もはや僕の負け。さっちゃんに電話をして、いかに得かを説明し、即決してしまった(あ、これって即決っていわない?)。しかも、差額の2万8200円+1万2990円=4万1190円ぶんでAppleCareもゲット。これはもう運がいいんでしょうねぇ。

ちなみに、我が家のiMac 17インチはもう液晶に20本以上の縦筋が入り、DVDドライブは故障、HDDの残り容量は10GBを切っているというかなりやばやば状態。なので、まぁ、今買ったのは、ちょうどよかったかもしれない。というわけで、1週間後にはMacBook Proが納入される見通し。はぁ〜、ユニボディ、楽しみだなぁ。
投稿者 toshi : 01:14 | comments(2) | trackbacks(0) | 私的パソコン関連話 | ▲
2008.10.25 Saturday 

イーバンクマネーカードを使い始めた。

iPhoneに乗り替えて、おサイフケータイは封印されてしまったが、なるべくお金を持ち歩かずに済ませたいという欲求は強い。

僕のクレジットカードはVIEW Suicaカードなので、電車の乗り降り、駅ナカやファミマでの支払いなどはSuicaを使い(オートチャージにも対応)、洋服などの買い物や飲み屋の支払いなどはクレジット払いにしてしまえば、とりあえず持ち歩く現金は1万円もあればいい。ただ、7月、8月と調子に乗ってカードを使い過ぎ、今月、来月は驚くような金額が引き落とされる。僕にとって、支払いが先延ばしされることはメリットではなく、恐怖そのもの。できれば、現金のように即時に銀行口座から減っていったほうが、実際のキャッシュフローがわかり、そのぶん、お金の管理がしやすい(まぁ、頭で把握している程度だが)。

で、いろいろと考えて、新たに作ったのが、イーバンク銀行の口座。ここで、口座開設時にイーバンクマネーカードを申し込めば、VISAデビットという機能が使えるようになる。VISAデビットとは、銀行口座から即時に引き落とされるしくみのクレジットカードと考えてもらえばいい。使える金額は口座残高が最大となってしまうが、VISA/UC加盟店ならどこででも(少額でも)使えるうえ、前述したとおり、即時に銀行残高から引き落とされるので、2〜3ヵ月後に引き落とされてキャッシュフローが悪化するという事態は起こらない。

そんなわけで、おサイフケータイがなくなった代わりに、VIEW Suicaカード、イーバンクマネーカード、そしてメガバンクのキャッシュカードと3枚のカードを日々持ち歩くことになったわけだが、これでどういう使い分けをしたらいいのだろうか? イーバンクマネーカードが届いて1週間過ぎたので、大体の感じをお伝えしようと思う。

まず、VIEW Suicaカード。
(1)電車の乗り降り
(2)ファミマ、JR駅ナカの支払い
(3)1万円を超えるような商品の決済(ポイントカードを持たない店舗)
(4)アマゾン、楽天など、ネット決済(カード番号登録済みのところ)

次に、イーバンクマネーカード。
(1)ローソン、サークルKサンクス、ミニストップなどの支払い
(2)大手書店
(3)家族での外食
(4)スーパー、ドラッグストア

最後のキャッシュカード。
(1)ビックカメラ、ヨドバシなどで、デビット決済(クレジットではポイントが減額されるため)
といった感じ。

第1のポイントは、セブンイレブンとam/pm以外の大手コンビニなら、僕のVIEW Suicaカードとイーバンクマネーカードがあれば現金は不要という点。たぶん、小銭を使う最も多いケースがコンビニだから、これは効果的。セブンイレブンはnanaco、am/pmはEdyを推進しているので、それぞれのカードを持てばキャッシュレスになるが、これについては現在、悩み中。
第2のポイントは、コンビニ以外の日常的な出費にも意外にイーバンクマネーカードが使えるなぁということ。ラーメン屋などは無理だが、チェーン店での外食ならまず問題ないし、書店、スーパー、ドラッグストアなどでの支払いは、イーバンクマネーカードで大体OKだ。ユーザーによる「イーバンクマネーカードで決済可能なお店一覧」というサイトがあるので、とりあえず、ここで使える店を把握しておくといい。

なお、イーバンクマネーカードを使って、口座から即時引き落としがあると、同時に自分宛てにメールが送られてきて、その旨が確認できるのも安心。さらに、イーバンクマネーカード(クラシックプレミアム)なら、年間1000円の会費がかかるが、使った金額の0.5%がポイント還元されるのも、わずかながらうれしい(ゴールドは年会費3000円でポイント1%)。

そんなわけで、ここまでカード払いになると、現金を使うのは昼飯くらいで、ほとんど銀行で現金を下ろす必要がなくなってくる。僕のように、経費が現金で精算される会社なら、カードで払って精算すると、逆に手持ちの現金が増えていくというケースもあり、うまくいくと、給料日にいくらか引き落としたら、もう銀行には行かないということにもなる。実は、キャッシュカードも持ち歩く必要はほとんどないとわかっているのだが、イーバンクのお金を引き出せるのは、セブンイレブンのセブン銀行か、ゆうちょ銀行&郵便局のATMのみであるため、これらが近所になく、どうしても多めの現金が必要というときにどうしようもなくなってしまう。

というわけで、僕のVIEW Suicaカード、イーバンクマネーカード、メガバンク系キャッシュカードという3枚持ち作戦は、いかがでしょう? って、これくらい、みんな、やっているのかな?
投稿者 toshi : 23:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - | ▲
2008.10.22 Wednesday 

ポメラという選択。

iPhoneやケータイ、ゲーム機などに押され、新しいデジタルガジェットが久しく登場していない。そんな中、突如、登場したのが、キングジムのポメラだ。

ポメラとは、ポケット・メモ・ライターを略したもので、テキスト入力に特化したデジタルツール。640ドット×480ドットの解像度をもった4型液晶と二つ折りで17mmのピッチを確保したキーボード、microSDカードスロットを搭載し、重量は370g(実測値は電池込みで360gだった)。折りたたんだ状態は厚めの文庫本といったイメージだ。発表会でサンプルが配布されたので、軽く使用レポートをしてみたい。


まずハードの出来ぐあいだが、そもそもが文具メーカーだけに、正直なところ、この手の商品を作り慣れている感じはない。二つ折りのせいもあるが、キーボードのキーが微妙に(本当にごくわずかだが)曲がっていたり、キーの高さがずれていたりする。液晶回りの余白も必要以上に多く、マットな塗装もちょっと古い感じ(昔のモバイルギアを思い出す)。MacBookを見た後だから余計そうなのかも知れないが、裏面の凸凹ぐあいもちょっといただけない。そして、何より重い。

実は、この重いという感覚は、ポメラが単機能であるがゆえに、ますます増強されている気がする。この超多機能時代にあって、テキスト入力に特化したのは、僕は一つの見識だと思っている。モバイルノートを持ち歩いている人ですら、使用時間の大半がテキスト入力に費やしているはずだからだ。その点、ポメラは文庫本サイズながら、ATOKを採用し、キーボードも流行のネットブックよりは大きめ。しかも、単4電池2本で20時間も駆動するため、テキスト入力に限っていえば、便利このうえない。しかし、単機能ということは、テキスト入力のためにポメラという荷物が増えるということでもある。

せめて、モノクロながらJPEGが表示でき、htmlくらい解釈できるというのであれば、ポメラはビューワー代わりになるし、英和・和英辞書くらい載っていれば、より文書作成機としての魅力は高まる。また、長時間使うなら、液晶も32ドットフォントで1画面に400字が収まるくらいの解像度が欲しい。そして、ついでに赤外線機能でもあれば、携帯電話との連係がやりやすい。ポメラで作成したテキストファイルはmicroSDに保存できるので、それを携帯電話のmicroSDカードスロットに差して、メールに添付して送るといったことも可能ではあるが(実際に試してみた)、赤外線が使えれば、作成した文書をもっと手軽にメールで送信できるようになるからだ。

結局、テキスト入力に特化したマシンではあるけれど、ポメラには何かが足りないという気がする。例えば、荷物と感じないくらいの軽さ。例えば、真剣に長時間、文書を打つ気になる画面の大きさ。もしくは、Bluetoothでの携帯電話やパソコンとの連係。これらのどれか一つでもあれば、カバンの荷物の仲間入りができるかもしれない。しかし、価格は2万7800円となかなかなものなので、大方の人はちょっと躊躇してしまうかもしれない。テキスト入力に特化するという考えは悪くないと思うが、やはり、オッと思わせるプラスアルファが欲しかったところだ。
投稿者 toshi : 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) | デジタルグッズ | ▲
2008.10.20 Monday 

インターネットマシン922SH紛失。

呪われているというのは、こういうことを言うのだろう。
8/27の記事で「インターネットマシン922SH水没。」という記事を書いて、まだ2ヵ月も経っていないのだが、今度は922SHがなくなってしまった。

自転車に乗っている間にショルダーのポケットのチャックが開いて、そこから落下してしまったようだが、詳細はわからない(たぶん、後ろに乗っていた玄チャンが勝手にチャックを開けたらしい)。さっちゃんから「ケータイ、なくなった」という電話をもらったのが、先週の金曜日。水没はともかく、まさかケータイがなくなるとは思っていなかったので、実は基本オプションパックを解約中。で、この基本オプションパックに入っていないと、紛失ケータイ捜索サービスも位置ナビも使えない。これは、僕のミス。特に、位置ナビにケータイを登録さえしていれば、パソコンを使って、何度でも自分や家族のケータイの場所がわかる。

一方、紛失ケータイ捜索サービスは、いちいちソフトバンク(157)に電話をかけて、オペレーターの質問に答え、やっとのことで大まかなケータイの場所を教えてもらえる。しかも、紛失ケータイ捜索サービスを使うと、いったんケータイは回線停止状態になるので、再び場所を知りたいときは、157に電話をして回線停止解除を行い、さらにオペレーターにつないで、同じことをしなければならない。これはかなりめんどうだ。

とはいえ、今回は基本オプションパックにも入らず、位置ナビの登録もしていないので、まずはMySoftbankにアクセスして、基本オプションパックを契約。それから157に電話をして、ようやく紛失ケータイ捜索サービスを使えるようになった。ところが、それによると、現在922SHがある場所は、さっちゃんが自転車で通ってもいないところ。つまり、誰かに持ち去られたというわけ。しかも、何度鳴らしても、相手は出ない。もしかすると、持ち去られた後、草むらにでも捨てられているかもしれない。結局、日曜の朝まで粘ったが、津今度は922SHの電池が切れた模様。もうこれで為す術はなくなった。

とりあえず、警察に紛失届は出してきたものの、たぶん、出てくることはないだろう。それよりも、出てくるのを待っている間、ケータイが使えないことのほうが困る。でも、922SHって高いんですよね。実は、iPhoneより高い(愚痴モード)。ソフトバンクモバイルでは、紛失した会員向けに大体半額程度で購入できるようにしているらしいのだが(あんしん保障パックの一部)、実はあんしん保障パックを1回使うと、半年は利用できない。つまり、すでに水没であんしん保障パックを使っているさっちゃんは、4ヵ月はこれが使えないというわけ。

もちろん、これが使えたとしても、922SHは半額でも4万数千円はするので、またこれを買うのもバカらしい。しかも、もし後日、警察から連絡があったら、と思うと、なかなか数万円に手が出ない。で、苦肉の策として思いついたのが、SIMカードのみの再発行だ。これなら1995円で済む。問題はケータイはどうするか、だ。実は、「iPhoneレビューその7 あなたのiPhoneは1台め? 2台め?」で書いたのだが、僕は新規で契約したiPhoneとは別に、auのケータイをMNPして、コドモバイルも持っている。しかし、コドモバイルはiPhoneに転送電話しているだけなので、端末自体は未使用。そこで、コドモバイルのSIMカードを抜いて、それに再発行したSIMカードを差せば、めでたく、コドモバイルがさっちゃん用ケータイとして生まれ変わるというわけ。

さっちゃんにコドモバイルはちとかわいそうだが、紛失届を出した警察から連絡が来るかどうか、2〜3週間は様子見。新しいケータイを買うかどうかはそれから検討することにしよう。とはいえ、すでに2回もケチのついている922SHだけに、さっちゃん的にはもう同じケータイは欲しくない模様。それにしても、つくづく思うのは、2年縛りと割賦販売があたりまえになり、ケータイが高くなったなぁということ。ケータイをなくしたら、新たなケータイを高額で買わなければならないうえに、なくしたケータイの割賦金も支払い続けなければならない。これは、ユーザーにはかなりの負担。くれぐれもケータイの紛失にはご注意あれ。
投稿者 toshi : 18:40 | comments(2) | trackbacks(0) | 携帯電話 | ▲
2008.10.19 Sunday 

New MacBook登場。

新しいMacBookが発売されたのは、もうご存じだと思うが、問題はアップルのサイトで公開されているビデオだ。

アップルでは自社製品の製造工程について言及するといったことはほとんどないが、今回はなんと製造工程の一部をビデオで見ることができる。そして、その内容がとにかくすごい。実物を店頭で手にとってから、再度、このビデオを見ると、アップルのもの作りのすさまじさ、工業デザインの奥深さがわかると思う。

書きたいことはたくさんあるが、まずは映像を見て欲しい。
冒頭に出てくるJony Ive(ジョナサン・アイブ)は、Macのインダストリアルデザイングループ担当の上級副社長。映像中の発言を下に引用したが、今回のMacBookは彼のモノ作りの思想が形となって現れたとしかいいようがない。こんなモノが10万や20万で手に入っていいの? というほど、今度のMacBookはすごい。こんなものを見せつけられたら、いったい、我が日本のパソコンメーカーはどうしたらいいのだろう。



Jony Ive Senior Vice President Design
 MacBookは、最高の人気を誇るMacです
 しかし、アップルではよくすることなのですが
 もう一度ゼロからデザインを見直してみることにしたのです

 新しいMacBookは、先進の工学技術の結晶です
 ノートブックの製造方法に大きな革命をもたらします

 普通のノートブックは、多くのパーツでできています
 でも、この方法ではサイズが大きく、重くなる上に
 故障する可能性が高くなります

 MacBookでもっとも画期的なのは
 たくさんのパーツをたった1つにしたことです
 これを私たちは「ユニボディ」とよんでいます

 私たちはノートブックそのものを
 さらに薄く、軽く、丈夫にする方法を生み出し
 以前は想像もできなかった構造を実現したのです

 そして、ユニボディをつくる唯一の方法は
 一枚のアルミ板から削り出すことだったのです

Dan Riccio Vice President Product Design 
 アルミニウムは、MacBookに理想的な素材です
 ポータブル製品に必要な薄さと軽さを備え
 強度にもすぐれ
 さまざまな方法で仕上げることもできます

 ユニボディの製造は
 ひとかたまりのアルミニウムから始まります
 これを、パスタをつくるような方法で
 押し出し成型します

 さらに、13の削り出し工程によって
 アルミ板を精密加工し
 新しいMacBookにふさわしい
 精巧なパーツに仕上げていきます

 この精密な削り出しが正確にできれば
 組み立てがシンプルになるだけ
 製品を毎回、正確につくることができます

Jony Ive
 この削り出し加工は
 業界の常識を一新する精密さを実現しています

 私たちは、一寸の狂いもなく
 アルミ板を削って仕上げることに
 徹底的にこだわりました

 いろいろな意味で、MacBookは
 外面よりも内面のほうが美しいほどです
 これは、私たちが見えないところにまで
 細心の注意をはらっていることの証明です

 (中略)

 アップルは、選り抜きのアイデアを
 全製品に惜しみなく生かしています
 最高のアイデアと革新の精神で
 人気のMacを進化させたのです

 Macを使いはじめ
 写真を取り込み
 アイデアをかたちにしてみると
 パーツの集まりをはるかに超えた魅力を発揮します

 私たちは、細部にまで徹底的にこだわって
 使いやすさを大切にし、複雑さをなくしたのです

 無駄なのものはひとつもありません
 本当に必要なものを見極め
 シンプルさを追求した結果が
 新しいMacBookなのです


投稿者 toshi : 00:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | ▲
2008.10.14 Tuesday 

コーヒーメーカー新調。

長年使っていたフィリップスのコーヒーメーカーの具合が悪くなってしまった。数年前はコーヒーサーバーが真空ポットになっているものはほどんどなく(たいがいはガラス式)、僕もさっちゃんもかなり気に入って使っていたのだが、どうもサーバーのフタの具合が悪く、最近は濾過されたコーヒーがサーバーの外側にこぼれることもあった。そんなわけで、久々にコーヒーメーカーを買い替えることにした。

もちろん、最低限の条件は、コーヒーサーバーが真空ポットになっていること。ガラス式の場合、コーヒーメーカーで常に加熱して保温するため、コーヒーはどんどん濃くなってしまう。でも、真空ポットなら、加熱しなくても1〜2時間はアツアツでおいしいコーヒーが楽しめる。で、いろいろと探してみると、ここ数年で真空ポット式が急激に増えていることがわかった。メーカーとしては、象印、タイガー、サーモス、ツインバード、メリタなど。
で、我が家的な選択のポイントとしては、
(1)ステンレス製の真空ポットであること
(2)容量は1リットル(マグカップで4杯)あること
(3)給水タンクは取り外しできること
(4)ポットのレバーがワンタッチ式であること

の4点。
(1)は前述したとおり、おいしいコーヒーを楽しむため。(2)は、夫婦で毎朝、マグカップで一人2杯ほど飲むため、外せない。(3)は必須ではないが、そのほうが便利。フィリップスのコーヒーメーカーは取り外し不可だったため、浄水器からの水をいったん別の器に入れて、2回に分けて1リットルを給水していた。が、取り外し可能なタンクなら、浄水器から直に1リットルを給水できるので便利。そして、最後の(4)。フィリップスのやつは手で30度ほど回転させて、コーヒーを注ぐタイプだったが、ワンタッチ式なら、すべて片手でOK。
個人的にはメッシュフィルタータイプもポイントとして挙げたかったのだが、さっちゃんはこれはどうでもいいという。メッシュフィルターはペーパーフィルター不要というのが売りだが、逆にコーヒーかすの処理がめんどうというのが、その理由。う〜ん、確かにそれはそうかもしれない。ペーパーフィルターレスのほうがエコっぽいが、コーヒーフィルターを節約するエコはほとんど気分的なものだし、逆にメッシュフィルターのほうがコーヒーかすの処理に無駄に水を使うかもしれない。

まぁ、それはさておき、(1)〜(4)に該当するコーヒーメーカーは、僕が調べた中では、象印、タイガー、サーモスの3社。ただ、象印はカラーリングがなんとも変で、NG。タイガーはコーヒーサーバーのフタがモロそうな雰囲気。結局、サーモスのECD-1000という機種にすることにした。
THERMOS 真空断熱ポット コーヒーメーカー ECD-1000
THERMOS 真空断熱ポット コーヒーメーカー ECD-1000
THERMOS

ちょっと場所は取るが(特に横幅)、デザインも良く、かなり満足。で、一昨日、アマゾンで注文し、昨日到着したのだが、どうも使い始めは、樹脂臭がかなりひどく、まだコーヒーを飲める状態ではない。1回、部品を煮沸消毒し、さらに、6回ほど、コーヒー豆なしでお湯通ししているのだが、まだ本体側の樹脂臭がきつい。で、一夜明けた、今朝、コーヒーを淹れてみた。結果は、グッド。本体自体に微かに樹脂臭は残るものの、淹れたコーヒーは雑味のないすっきりテイストで、なかなかおいしかった。以前のコーヒーサーバーよりスリムになり、テーブルの上でもじゃまにならないのもポイントが高い。
投稿者 toshi : 00:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | ▲
2008.10.03 Friday 

iPhoneの未来、Androidの夢。

ついにGoogleのAndroidケータイ、G1が発表された。

しかし、実際のところ、Androidケータイの普及はGoogleにとってどれだけのメリットがあるのだろうか?
ネットの記事でよく見かける説明は、インターネット広告の分野で世界の頂点にあるGoogleが、その守備範囲をモバイルネットワークにまで広げようとしているというもの。確かに、それはその通りかもしれない。パソコンの画面でホームページを閲覧する(しかも、OSはXP、ブラウザーはIEが大半)といった基本スタイルが出来上がっているパソコンインターネットに比べると、今のケータイインターネットにはデファクトと呼べるものがない。だからといって、機が熟するまで待っていては、パソコンインターネットのほうが頭打ちになってしまうし、新たな競合相手が生まれる恐れもある。そこで、Google自らがプラットホームを提供し、ケータイインターネットの進化を加速させようというわけだ。

iPhoneにしろG1にしろ、目指しているのは、「手のひらでもリアルインターネット」であり、iモードのようなケータイ専用サイトを構築しようとしているわけではない。つまり、パソコンだろうがケータイだろうが、端末の画面で見るサイトの姿(もしくはデータベース)は変えないというのが前提となっている。ケータイユーザーが増えるぶん、これだけでもGoogleにとってはメリットがあるわけだが、iPhoneのようなモバイル端末を使い始めて思うのは、たとえ、大きめと言われるiPhoneの画面ですら、そこに広告を表示させるほどのスペースはないという点。これはメールだってそうだ。ここがパソコンとの最大の違いなのだが、Googleはこれをどうクリアしようというのだろうか?

これについては、デスクトップと違って、モバイル端末には位置情報というモバイルならではの情報が付いてくるから、Googleはそれを利用しようとしているのでは? というのが大方の見方だ。例えば、渋谷でランチをしようとしている人が「ランチ」と検索すると、おすすめのランチ情報と割引クーボンが表示されるという仕組み。確かに、これならユーザーは喜んで広告の情報を見たがるだろうし、広告主もお金を出そうという気になるだろう。Androidケータイで検索した時だけGPS情報も加味した結果を表示させてやればいいだけだから、仕組みも簡単だ。

とにかく、Googleとしては、今以上に検索ユーザーが増えればいい。そのためには、普及率が鈍化しつつあるパソコンよりも将来、一人一台になってもおかしくないケータイに未来を託そうというのはあり得る話だ。そして、そう考えると、iPhoneとAndroidケータイが必ずしも競合するものでないことがわかる。Googleにとっては、iPhoneがリアルインターネットを目指すのは歓迎すべきことだし、Androidケータイのライバルとして蹴落とす気もさらさらないだろう。

逆に、Appleはちょっとばかり頭を悩ませることになりそうだ。というのも、iPhoneの魅力の何割かはGoogleに拠るところが大きいからだ。GoogleマップしかりGmailしかり。つまり、そこにメリットを感じている人は、もしかしたら、Androidケータイを選択してしまうかもしれない。快適なインターフェイスがウリのiPhoneだが、Googleが提供するほとんどのサービスをAndroidケータイで利用できるとしたら、iPhoneでなくともいいという人はかなり多いはずだ。ライバルになる気はなくとも、結果としてそういうことが起きるとしたら、それは皮肉なことだ。今のところ、GoogleとAppleの関係は良好に見えるが、ケータイユーザーとしてはここが一番心配なところだったりするのである。

【参考資料】
グーグルvsアップル ケータイ世界大戦 ~AndroidとiPhoneはどこまで常識を破壊するのか
グーグルvsアップル ケータイ世界大戦 ~AndroidとiPhoneはどこまで常識を破壊するのか
投稿者 toshi : 10:22 | comments(0) | trackbacks(0) | ネット&ITネタ | ▲
2008.09.26 Friday 

小学館SooK、閉鎖。

1年半ほど前、「オンラインマガジンの盲点。」という記事で、縦書きで組むオンラインマガジンがいかにマンマシンインターフェースを無視しているかという話を書いた。

そこで取り上げたのが、小学館が立ち上げた縦組みのオンラインマガジン「SooK」なのだが、ついに、その「SooK」が9月30日をもってサイトを閉鎖するらしい。
当初は、1年で1万人の有料会員(月額787円)を獲得するという目標を掲げていたらしいのだが、2008年4月から無料化。そして、今回のサイト閉鎖というわけ。同じ業界でメシを食っているわけなので、オンラインマガジンからの撤退はちょっと残念だが、当然、僕の中では想定内でもある。
ネットのコンテンツは有料にすべきか無料にすべきかという以前に、やはり縦書きに無理があった。コンテンツ自体は、さすが大手出版社だけあって、非常に興味深いものが多かったと思うが、僕自身、(興味があっても)その記事を読むのはつらかった。さほど長くない文章でもディスプレイで縦書きはつらいのである(ケータイやノートPCなら、そうでもないという人もいるが)。

某業界新聞では、小学館のデジタルマガジン担当者がSooKの失敗を「僕自身はあの表現手法自体が失敗だったとは思わない。一番の問題はラインアップ不足。多くの読者が訪れるだけの、品数豊富な、他社の雑誌も巻き込んでの店作りができなかったことにあると思っています」と述べていた。
う〜ん、わかってないな、と思う。僕からすれば、表現手法が失敗だったと言わざるを得ない。そして、この人はこうも言っている。
「検索でひっかからないものをどう提案し、それを読者に納得してもらうかというノウハウに関しては、僕は雑誌の編集者のほうが(ウェブの中の人に比べ)はるかに優れたものを持っていると思う」
何を言っているんだろう? と再び思う。ネットは玉石混淆。出版社の本だけが並ぶ書店とは違うのだ。だからこそ、検索に引っかからなければ、意味がない。例えば、Googleで「iPhone」と検索したとき、Apple、ソフトバンクのサイトと並んで、個人のブログやニュースサイトもトップに並ぶ。書店でだけ勝負していた出版社は、ネットでは企業や個人とも勝負しなければならないし、少なくとも今のネットは検索至上主義のシステムであり、そこを無視することはできないはずだ(もしくは、検索至上主義にならないシステムを編み出すか)。
だから、「検索でひっかからないノウハウに優れている」ことは自慢にもならない。逆に、オンラインマガジンでどんな優れたコンテンツを用意しようと、それが検索にひっかっからなければ意味がない。

というわけで、まとめると、オンラインマガジンの最大の欠点は、(1)縦組みであること、(2)検索にひっかからないこと、この2点だと思う。そして、小学館の担当者は、見事にその逆を選択しているのがおもしろい。それにしても、いったい、いつになったら、出版社はネットに活路を見出すことができるのだろうか?

投稿者 toshi : 19:09 | comments(0) | trackbacks(0) | ネット&ITネタ | ▲
2008.09.23 Tuesday 

iPhone Hacks?

iPhoneの発売が7/11なのに、もうこんな本が出ている! ということで、すかさずAmazonでポチッとしたのが、これ。
iPhone HACKS! 楽しんで成果を上げるハイセンス仕事術
iPhone HACKS! 楽しんで成果を上げるハイセンス仕事術

内容的には、iPhoneを徹底的に使いまくるというより、従来の仕事術(スケジュール、ToDo、メール、メモの管理法)にiPhoneを取り入れるとこうなりますよ、というもの。全体の2/3がこれで、しかもそのうちの半分は、iPhoneに限らない一般的なHACKS。しかも、GooleカレンダーやGmail、Googleドキュメントなどが随所に出てくるから、Googleの一連のツールを使っていないと役に立たないというのが難点。

また、残り1/3のネタは、いかにもページを埋めましたという内容。例えば、iPhone HACKS 47 「日本株連動型の投資信託を購入する」という項目。iPhoneには株価アプリが最初から搭載されているというだけで、ここまで展開するのはいくらなんでも……だし、同55 「CDジャケットを並べて発想する」というのも、iPhoneのカバーフロー表示でCDのジャケットを見れば、新たな発想が生まれるというこじつけネタ。同63 「マリオジャンプで落ち込んだ気分を吹き飛ばす」に至っては、もはや説明不要だろう。

制作時間が少なかったのが、筆者の口述筆記で構成したとあとがきに書いてあるが、最大の問題は出版を急いだ編集者にあると思う。たくさんのHACKS本を出している筆者だけに、今度はじっくり腰を据えたiPhoneのHACKS本を読んでみたいものだ。
投稿者 toshi : 11:35 | comments(0) | trackbacks(0) | - | ▲
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