ネットブックが絶好調だ。特に、100円PC(実態はイー・モバイルのデータ通信サービスとのセット販売)に人気が集まっているという。実際、10月のイー・モバイルの契約数は10万2500件と、ソフトバンクモバイルについで2位。要するに、かなりの人がネットブックとイー・モバイルのセット販売に手を出しているというわけだ。
僕は、これを聞いて「みんな大丈夫か?」と思う。確かに、5万9800円のネットブックが1万4980円といわれたら、安い!と思うかもしれない。しかし、どれだけの人が、イー・モバイルのデータ通信サービスの内容を理解しているのだろうか?
ストレートに言わせてもらうと、イー・モバイルのデータ通信サービスプランほどわかりにくく、たちの悪いものはない。例えば、ネットブックや一般のノートパソコンとセットで契約することの多い「スーパーライトデータプラン」。これを詳しく見てみると、契約プランは「ベーシック」「ベーシック+年とく割」「新にねん」「にねん」「にねんMAX」と、一つのプランなのに5つもの契約方法がある。ちなみに、月々の基本料金は、「ベーシック+年とく割」と「新にねん」が1000円〜4980円、「ベーシック」と「にねん」が2000円〜5980円、「にねんMAX」が2900円〜6880円。さて、いったい、これらは基本料金以外、いったい何が違うのだろう?

ざっと一覧表にしてみた。
まず上の二つ。これは基本的なプランで、特に「ベーシック」は期間の縛りもない。一方、「ベーシック+年とく割」は1年の契約を前提に、月額基本料金が1000円安くなる。ただし、どちらもデータ通信端末の代金(ポピュラーなD02HWなら、一括で2万9980円)は別途かかる。
一方、「新にねん」「にねん」「にねんMAX」は2年契約を前提に、データ通信端末(およびパソコン)の代金を最初にイー・モバイルが負担しましょうというもの(最初に負担してくれるだけで、後で回収されるのがミソ)。ちなみに、その負担額は、「新にねん」が2万4000円、「にねん」が4万8000円、「にねんMAX」が6万9600円。しかし、同時に基本料金は、1000円(24ヵ月で2万4000円)、1900円(24ヵ月で4万5600円)と高くなっていくので、そのぶんを差し引くと、結局、イー・モバイルが負担するのは、いずれの場合も実際には2万4000円に過ぎない。
もし、5万9800円のパソコン+2万9980円のデータ通信端末(合計で8万9780円)が1万4800円で売られていても、このケースでは必ず「にねんMAX」の契約が義務づけられるから、2年間で6万9600円は回収されてしまう。つまり、8万9780円−6万9600円ー1万4800円=5380円しか得しないというわけだ(ただし、この計算にはポイントを含めていない)。
以上は「にねんMAX」の場合だが、ほかにも、「にねん」の契約を前提にパソコンを購入すると、データ通信端末代は無料で、さらに3万円ぶんのポイントプレゼント(もしくは3万円キャッシュバック)という販売方法もよく見かける。個人的にはこちらのほうが断然お得なような気がする。念のため、計算してみよう。
このケースでは、データ通信端末代(D02HWの場合)2万9980円+ポイント3万円=5万9980円ぶん得することになるが、「にねん」が前提となるから、2年間で4万8000円は回収される。つまり、実際にお得なのは、5万9980円−4万8000円=1万1180円ということになる。
結局、「にねんMAX」より「にねん」のほうが1万1180円−5380円=5800円得だけということになる、問題は店頭でこうした説明はいっさいされないであろうということ。そして、店頭では下記の二択を迫られるということになる。
「5万9800円のパソコンが1万4800円で買えます」
(契約は「にねんMAX」)
「5万9800円のパソコンに3万ポイントつきます」
(契約は「にねん」)
もちろん、何も知らない多くの消費者は前者に飛びつくはずだ。しかも、たちが悪いのは、「にねんMAX」と「にねん」の月額基本料金の差額が900円という点。差額が1000円だと計算もしやすく、両者のお得感も狭まり、「にねん」にしようかという人も出てきそうだが、900円という計算しにくい(かつ、毎月許容できそうな)額になっていることで、多くの人は「5万9800円のパソコンが、1万4800円で買えます」にまんまと乗っかってしまうというわけだ(といっても、5800円損するだけだが)。
はぁ〜、僕も検証してみて、とっても疲れた。
でも、上記の考えで大筋は間違っていないはず(間違いがあれば、ご指摘お願いします)。そんなわけで、違いのわかりにくい商品をたくさん並べて消費者の頭を混乱させ、一見お得なような売り方で後日しっかりそれを回収するというイー・モバイルのやり方は、ちょっと問題があると思う。そして、こうした商売を考えるということは、内部に相当あくどい人間がいるということだ。僕は、これを悪魔の販売方法と名付けようと思う。みなさん、くれぐれも甘い言葉にはご用心。そんなにうまい話は転がっていませんよ。
僕は、これを聞いて「みんな大丈夫か?」と思う。確かに、5万9800円のネットブックが1万4980円といわれたら、安い!と思うかもしれない。しかし、どれだけの人が、イー・モバイルのデータ通信サービスの内容を理解しているのだろうか?
ストレートに言わせてもらうと、イー・モバイルのデータ通信サービスプランほどわかりにくく、たちの悪いものはない。例えば、ネットブックや一般のノートパソコンとセットで契約することの多い「スーパーライトデータプラン」。これを詳しく見てみると、契約プランは「ベーシック」「ベーシック+年とく割」「新にねん」「にねん」「にねんMAX」と、一つのプランなのに5つもの契約方法がある。ちなみに、月々の基本料金は、「ベーシック+年とく割」と「新にねん」が1000円〜4980円、「ベーシック」と「にねん」が2000円〜5980円、「にねんMAX」が2900円〜6880円。さて、いったい、これらは基本料金以外、いったい何が違うのだろう?

ざっと一覧表にしてみた。
まず上の二つ。これは基本的なプランで、特に「ベーシック」は期間の縛りもない。一方、「ベーシック+年とく割」は1年の契約を前提に、月額基本料金が1000円安くなる。ただし、どちらもデータ通信端末の代金(ポピュラーなD02HWなら、一括で2万9980円)は別途かかる。
一方、「新にねん」「にねん」「にねんMAX」は2年契約を前提に、データ通信端末(およびパソコン)の代金を最初にイー・モバイルが負担しましょうというもの(最初に負担してくれるだけで、後で回収されるのがミソ)。ちなみに、その負担額は、「新にねん」が2万4000円、「にねん」が4万8000円、「にねんMAX」が6万9600円。しかし、同時に基本料金は、1000円(24ヵ月で2万4000円)、1900円(24ヵ月で4万5600円)と高くなっていくので、そのぶんを差し引くと、結局、イー・モバイルが負担するのは、いずれの場合も実際には2万4000円に過ぎない。
もし、5万9800円のパソコン+2万9980円のデータ通信端末(合計で8万9780円)が1万4800円で売られていても、このケースでは必ず「にねんMAX」の契約が義務づけられるから、2年間で6万9600円は回収されてしまう。つまり、8万9780円−6万9600円ー1万4800円=5380円しか得しないというわけだ(ただし、この計算にはポイントを含めていない)。
以上は「にねんMAX」の場合だが、ほかにも、「にねん」の契約を前提にパソコンを購入すると、データ通信端末代は無料で、さらに3万円ぶんのポイントプレゼント(もしくは3万円キャッシュバック)という販売方法もよく見かける。個人的にはこちらのほうが断然お得なような気がする。念のため、計算してみよう。
このケースでは、データ通信端末代(D02HWの場合)2万9980円+ポイント3万円=5万9980円ぶん得することになるが、「にねん」が前提となるから、2年間で4万8000円は回収される。つまり、実際にお得なのは、5万9980円−4万8000円=1万1180円ということになる。
結局、「にねんMAX」より「にねん」のほうが1万1180円−5380円=5800円得だけということになる、問題は店頭でこうした説明はいっさいされないであろうということ。そして、店頭では下記の二択を迫られるということになる。
「5万9800円のパソコンが1万4800円で買えます」
(契約は「にねんMAX」)
「5万9800円のパソコンに3万ポイントつきます」
(契約は「にねん」)
もちろん、何も知らない多くの消費者は前者に飛びつくはずだ。しかも、たちが悪いのは、「にねんMAX」と「にねん」の月額基本料金の差額が900円という点。差額が1000円だと計算もしやすく、両者のお得感も狭まり、「にねん」にしようかという人も出てきそうだが、900円という計算しにくい(かつ、毎月許容できそうな)額になっていることで、多くの人は「5万9800円のパソコンが、1万4800円で買えます」にまんまと乗っかってしまうというわけだ(といっても、5800円損するだけだが)。
はぁ〜、僕も検証してみて、とっても疲れた。
でも、上記の考えで大筋は間違っていないはず(間違いがあれば、ご指摘お願いします)。そんなわけで、違いのわかりにくい商品をたくさん並べて消費者の頭を混乱させ、一見お得なような売り方で後日しっかりそれを回収するというイー・モバイルのやり方は、ちょっと問題があると思う。そして、こうした商売を考えるということは、内部に相当あくどい人間がいるということだ。僕は、これを悪魔の販売方法と名付けようと思う。みなさん、くれぐれも甘い言葉にはご用心。そんなにうまい話は転がっていませんよ。






