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「iPhoneとツイッターで会社は儲かる」読了。

評価:
山本 敏行
毎日コミュニケーションズ
¥ 819
(2010-02-23)

Amazonの新書では、現在13位という話題の新刊、「iPhoneとツイッターで会社は儲かる」をサクッと読了。かなり読み飛ばしたので、だいたい1時間半という感じ。

著書の山本俊行氏は、WEBコンサルティングなどを生業とするEC studioという会社の経営者。いち早く全社的にiPhoneとTwitterを導入し、業務の効率化や社内コミュニケーションの向上を図ったということで知られる。

ただ、本書を読み進めていくと、iPhoneやTwitterは表面的なもので、その根幹を支えているものは、Google Appsであることがわかる。要するに、EC studioでは、まず事業をスムーズに運営するためのシステムとしてGoogle Appsが導入されており、それをよりダイナミックに使うためのモバイルツールがiPhone。そして、社員がデスクに縛られずに行動するようになるそのすき間を埋めるためのコミュニケーションツールがTwitterというわけだ。

厳しく突っ込むと、「iPhoneとツイッターで会社は儲かる」は言い過ぎで、せいぜい、iPhoneとTwitterをうまく使うと、生産性がアップし、社内の風通しがよくなる(かもしれない)ということだ。しかも、その前提にはGoogle Appsがあり、まずはその導入から始めなければならない。山本氏は企業のトップだからこそ、簡単に導入できたが、その立場にない人はなかなか実現は難しい。

それと、EC studioという会社が実際にどういう仕事をしているかという具体例もほとんど書かれていないので、iPhoneとTwitterで、実際にどうそれが会社に利益をもたらしたかがわからない。個人的には、ここが最も残念だ。これでは、Google AppsとiPhone、Twitterを使っていない人には何となくのイメージしかつかめないし、逆にGoogle AppsとiPhone、Twitterを使っている人(僕のような)は、大体想像のつくことが多い。つまり、雰囲気はわかるんだけど、何も知らない経営者にはそのメリットを伝えにくいということだ。

とはいえ、最強ワードの「儲かる」に、今流行の「iPhone」「Twitter」というキーワードを織り交ぜ、最速で書籍化したのだから、その行動力にはさすが。日々、社長ブログを書かれているだけある。

日経トレンディに異変あり!?

評価:
日経BP社
¥ 550
(2010-02-04)
コメント:わずか140ページ

今月の日経トレンディは『次世代ネットの衝撃 クラウド&Twitter』だ。週刊ダイヤモンドのTwitter特集は、Twitterユーザーを祭りにさせる仕掛けが奏功して、かなりの部数を売ったようだが、日経トレンディのほうは、紀伊国屋のPubLineや文教堂のBig-Net(ともにリアルタイムの販売データベース)を見る限り、かなり伸び悩んでいる感じだ。

Twitterで「日経トレンディ」を検索すると、Twitter特集は「ちょっと期待外れという人」と「概要を把握するにはいいという人」が半々くらいな感じ。というわけで、遅ればせながら、僕も日経トレンディ3月号を見てみたが、驚いたのは特集ではなく、日経トレンディの薄さだ。なんと140ページしかないのである。ちなみに、1月号は240ページもあり、一気に100ページ減(2月号は156ページ)。まぁ、値段が1月号630円から3月号550円に下がっているので、多少は良心的だが、月刊誌の値段がこんなに変わっていいの? という気もする。

そして、さらにびっくりしたのは、広告の少なさだ。140ページ中、広告はわずか13ページ(プラス自社広が4ページ)。つまり、広告が全体の1割にも満たない。ついでにいうと、13ページ中、トヨタの広告が5ページを占めており、残りはパナフォーム、宝酒造、日本たばこ、NTTドコモなどのレギュラー陣(つまり、車、家、酒、タバコ、携帯電話とガラパゴス的なクライアント)。また、どんな雑誌でも通常、表3(裏表紙の裏)は広告が入るものだが、なんと3月号はそこが記事になっているというのも、ちょっと信じられない。数年前、僕は日経トレンディへの広告出稿量の多さに目を白黒させていたが、こんな状態では今後がちょっと心配だ。

もちろん、日経トレンディも手をこまねいているわけではなく、そのぶん、日経トレンディネットのほうをドンドン充実させているようなので、両方併せればペイしているのかもしれないが、今回のリコール問題などでトヨタが雑誌広告から撤退ということになれば、BP社はまじで雑誌のほうはなくしてしまうかもしれない。

考えてみれば、ビジネスマンの情報収集ツールであった日経トレンディが、この時代に月刊であること自体、問題なのかもしれない。Twitterの情報速度と月刊誌の情報速度は、それこそ天と地以上に違うし、ウエブ媒体になったとしても、情報速度ではかなわない。というわけで、今すぐということもないだろうし、季節季節ではドーンと広告が入る号もあるはずなので、あと1年はなくなることはないだろうが、広告の減少によって、大手雑誌が徐々に勢いを失いつつあることだけは間違いないようだ。

「情報は1冊のノートにまとめなさい」……か。

モノの整理は好きだが、分類ができない。
そのため、分類不能なものが出てくると、とりあえず見なかったことにして、どこかにプールしてしまう。そして、それっきりそのアイテムは探せなくなってしまうのだ(もしくは、それを探し出すのに多大な時間を浪費する)。
これは、日々の情報にしても同様で、会社の配布資料、企業のリリース、手紙やFAX、新聞や雑誌、メール、サイトの情報……などなど、最初は何とかしようと思っても、分類不能のもの、捨てられないものがドンドン生じ、情報であふれかえってしまう。いまや、それはコンプレックスに近く、最近でもさまざまな情報管理本を読みあさっているのだが、久々に感動したのが、コレ。
情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」
情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」
奥野 宣之

内容はそのタイトルどおりで、ノートや手帳は目的によって使い分けたりせず、すべてA5の100円ノートに時系列で集約しましょうというもの。奥野さんは若干、27歳ながら、この手のLifeHacks本の中では相当に実践的。IT企業の社長や売れっ子経済評論家が書いている独りよがりな(自制心と実現欲が人一倍強く、一般人には真似できない)手法ではなく、一般人である著者が試行錯誤したの末に到達した手法である点に共感を持つ。本書は、現在、Amazonの和書Top100中のベスト5だが、ほとんど無名ともいえる奥野さんの著書(出版社も含め)がこの成績を残しているのは、驚異的だ。今人気の女性経済評論家が自分のプロフィールをひけらかし、自分の著書の宣伝のためにあちこちのブログに出没、浅ましいと感じるほどエネルギッシュなのに比べると、100円ノートという切り口は何とも清貧で、いさぎいい。「私は持ち歩けるノートパソコンを(バックアップも含め)2台持っている」なんてセレブな内容の本に比べ、本当に実用的だ。
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新書の乱読と「ウェブ人間論」 追記。

昨日、「新書の乱読と「ウェブ人間論」」という記事を書いてから、何となく、本とネットの違いについて、ツラツラと考えてみた。

物理的な表示方法でいうと、本は紙、ネットはディスプレイという違いがあるが、実はそれは大した違いではない。なぜなら、本をスキャンすればパソコンのディスプレイに表示できるし、その逆も可能だからだ。それよりも根源的な違いは、先の平野氏がいうとおり、本はリニア(直線的)であり、ネットはノンリニア(非直線的)であるということに尽きると思う。
では、なぜそうした違いがあるかというと、それはリンクの有無にある。ネットはその登場のときからリンクという概念を備えている。それは、ある情報を読んでいても、そこに張り巡らされたリンクによって、情報が蜘蛛の巣のようにどんどん広がっていくというイメージだ。これが、頭からお尻まで一人の書き手の思想に連れ添って直線的に読み進まざるをえない本と、決定的に異なる点である。
実際、ネットの記事を読んでいると、その途中でまったく違うサイトに飛んでしまい、気がついたら、本来の記事ではなく、リンクの先の先にある記事を堪能していたということも少なくない。また、今をときめくiTunesにしろYouTubeにしろ、そこでは作り手のこういう順番に楽しんで欲しいというリニア性(お仕着せ)は存在しない。あるのは、あくまでも受け手の価値判断でしかない。そもそも、音楽や動画よりかなり古くから存在するネット上のテキストは、html化されたそのときから、受け手重視のスタイルだったはずである。
そして、出版業界が年々、発行部数や売り上げの縮小を余儀なくされているのは、こうしたネットの状況と無関係ではない。それは、つまり、「現代=ノンリニア志向」ということでもある。ちょっと逆説的になるが、そもそも新聞や週刊誌、月刊誌は、出版物の中ではどちらかというとノンリニアな部類に属するもので、そこが読者に支持されていたともいえる。しかし、今ではそのノンリニアさゆえに、ネットと食い合っているという気もしている。ということは、バリバリのノンリニアである小説はネットと食い合うところがないから、案外、生き延びて、どちらかというとノンリニアな作りである新聞や雑誌がネットに吸収される。本とネットの未来は、そんな図式なのかもしれない。

う〜ん、だとすると、僕が生計を立てている雑誌の生き延びる道は、雑誌でありながらいかにリニアな作りにしていくか、ということになるけど、これって、ちょっと禅問答みたいです。

新書の乱読と「ウェブ人間論」

永遠のガンダム語録サラリーマンは2度破産するひらめき脳ウェブ人間論売れる売り場 売れない売り場スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術などなどを読了。

小説を除き、僕は昔から通勤用、リビング用、トイレ用、寝室用など、いくつかの本を平行して読書するのが好きだ。新書やHowTo本の類はあっという間に読み終わってしまうため、複数平行して読まないと物足りなさが残ってしまうというのが大きな理由だが、特に、最近の新書は、著者の言いたいことが1点に集約されている物が多く(それゆえ、わかりやすいともいえるが)、中身も言いたいことが手を変え品を変え繰り返されるケースが多い。だから、ついつい複数平行の乱読をしてしまうのかもしれない。
ただ、上記の本の中で、ちょっと時間がかかったのが、「ウェブ人間論」だ。これは、昨年、大ブームになった「ウェブ進化論」を書いた梅田望夫氏と若手芥川賞作家・平野啓一郎氏の対談。つまり、話している本人たちにすら、最初に結論があるわけではない。だから、こちらも展開を予測して読むことができず、流し読みしにくいため、読むのに時間がかかったというわけだ。しかし、話の展開が見えないが故に、なるほどと思わせる部分も多々あった(ウェブ人間論と関係あるかどうかはさておき)。

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Skype本家ブログでも紹介されてます。

Skypeムックが発売になって1週間経つが、出足はまずまずの模様。すでに、Amazonでは1回目の納品分が売り切れとなり、2日待ちという状態。
で、そんな中、SkypeムックがSkypeの本家ブログでも、
初心者的なところから最新機能まで、スクリーンショット満載。

ってな感じで紹介されている。ムック作成中に、Skype2.5のΒ版がSkype2.5正式版になり、満載のスクリーンショットは、ほとんど取り直しになった。スタッフは大変だったが、結果としてはいいものになった。最低目標は、実売50%。売れるといいな。

Skypeのムックが出来上がりました。

久々のブログっす。
とゆーのも、5月の別冊に引き続き、6月は「Skype」のムックを作っていたためだ。その間、本誌もやりながらの強行軍で、ほとんど自由な時間がなかった(あったのはMacBookをいじる時間だけ)。そのため、ブログも手に付かなかった次第。
で、またまた宣伝めいた話になってしまうが、今回のムック「無料のスーパー電話 スカイプ マル楽活用術」は、我ながら、なかなかいい出来なのである。自画自賛というよりも、制作を担当した編集プロダクションの頑張りによるところが大だけど。
Skypeは個人的にも使っているし、それなりに思い入れもあるので、嫌々やるよりもいいものが作れるのは当たり前だが、内容的には最新版のSkype2.5にも対応しているし、既存のSkype関連本の中では980円と格安(類誌は1500円以上)。すでにSkypeを使っているという人にも、これからSkypeを始めようかなという人にも、間違いなく役立ちます。
鮮やかなライトグリーンの表紙は書店でも目立ってます(B5判だけど)。ぜひ、お手元に1冊どうぞ。

無料のスーパー電話 スカイプ マル楽活用術
無料のスーパー電話 スカイプ マル楽活用術

グーグル本、読了。

ちょっと前にブログでふれた「ウェブ進化論」に続き、「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」を読む。アマゾンでは和書で26位という人気ぶりらしいが、軽い内容なので、2時間半ほどで読了。なんと、知人の名前が二人も出ていて(坂本衛氏、美崎薫氏)、ちょっと驚く。
でも、中身はというと、ネットや雑誌、新聞などで見た覚えのあのありものの情報に、googleのアドワードでどん底から這い上がった二つの零細企業の取材例を織り交ぜて書き上げただけの何ともあっさりとしたもの。直接、取材したのはもしかすると、前述の企業例だけかもしれず、とにかくその話が長い。そして、引用も長い。
そもそも、「ウェブ進化論」の大成功を見ての、本書の企画だろうから、取材〜執筆の期間は恐ろしく短かったと思われるが(データはたくさんあっただろうが)、まぁ、文春の企画の勝利といったところか。
でも、グーグルの何たるかをよくわかっていない人には、驚かせるほどの内容を盛り込んであるし、まぁ、いまだにYahoo!がホームページになっているようなおじさんにはいいのかな。ただし、最後の章は、まとまりもなく、強い根拠もなく、荒唐無稽。まともに受け止めちゃダメっすね。

グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する  文春新書 (501)
グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
佐々木 俊尚

難しいテレビとレコーダーの買い替え(宣伝です!)。

日本代表選手が発表され、毎日のようにサッカー関連ニュースが流れ、否が応でもワールドカップの観戦気分が高まってきている。
もしかしたら、今週か来週あたり、テレビやレコーダーを買おうと思っている人もいるかもしれないが、昔のような感覚でテレビやビデオを買うのはよしたほうがいい。というのも、すでに地上デジタル放送が始まっていて、AVに関する常識がずいぶんと変化しているからだ。値段が安いからというだけで、店員にすすめられるまま、商品を買ってしまうと、将来、泣く羽目になりかねない。かくいう僕も、3年前にHDMI端子のないプラズマテレビを買ってしまい、今は悲しい気分に陥っている。
例えば、薄型テレビの場合、液晶がいいのかプラズマがいいのか? 26V型がいいのか32V型がいいのか? 「うちは狭いから、26V型でいいや」なんて考えも、実はかなり間違っている。また、DVDレコーダーに関しても、デジタルチューナー搭載/非搭載ではずいぶんと価格が違う。「あまり画質は気にしないから」というだけで、安いデジタルチューナー非搭載機に手を出してしまうと、3年後には泣くことになるだろう。
そんなわけで、デジタル家電を購入する場合は、とにかく自分の常識を捨てて、きちんと下調べをしてから店頭に出向くのが、今のデジタル家電の新常識だ。

というわけで、ここからは宣伝なのだが、今月中にテレビやレコーダーを買い替えようという人は、まずは書店やコンビニへ行って、この本を読んでほしい! これを読めば、必ず、あなたに合ったテレビやレコーダーに出会えるはず!

●薄型テレビ&DVDレコーダー完全購入ガイド
「サッカー見る!録る!ブック」(680円)


↑明日の読売新聞、毎日新聞の1面広告もよろしく!

ちょっと宣伝です……。

4月を丸々費やした「サッカー見る!録る!ブック」が5月20日に発売にされる。
月刊誌「特選街」の6月号別冊として制作したものだが、ターゲットはズバリ、ワールドカップ前に液晶/プラズマテレビやDVDレコーダーを購入しようと考えている一般家庭。特に、30代、40代のライトなサッカーファンにぜひ手にとってもらいたい!
100ページちょっとの別冊なのだが、そのうち3割は薄型テレビ選びと地上デジタル放送関連情報、4.5割はDVDレコーダー選び情報、残り2.5割はW杯情報(放映スケジュールもあるヨ)という構成。
家電量販店に行く前に本誌で機種を決定し、購入後は本誌でW杯情報をチェック! これで、あなたのワールドカップ観戦準備はバッチリなはず!
6月はワールドカップ漬けという方、ぜひぜひよろしくお願いします(ちなみに、定価680円とお得です)。


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別冊はアマゾンでは取り扱い外です。
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