September 2018  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

町から本屋が消えていく。

僕の住む滝野川は駅から遠い。その半面、最寄り駅が多く、行き先によって、王子、板橋、西巣鴨の3駅を使い分けられるというメリットがある。3駅の中では、王子駅を使うケースが最も少ないが、そんな王子駅に久々に出かけたら、何と駅前の西川書店が店じまいしているではないか! 実は2年くらい前に板橋駅前の書店が、去年は西巣鴨駅前の書店が廃業しており、その流れがついに王子駅前の書店にも及んだというわけだ。
こうした廃業した書店の共通点は、コミックや雑誌が中心である点、近所に必ずコンビニがある点、そして、いずれも自社所有店舗ではない点。一般に、書店が本や雑誌を売ると、書店のマージンは20%程度で、例えば、500円の本が売れれば100円が儲けとなるしくみ。マージンだけ見ると、おいしい商売とはいえないが、ほとんどの本や雑誌は委託販売であり、書店が仕入れや在庫のリスクを直接、負うわけではない。そんなわけで、自社所有店舗で、かつ人も雇わないという書店であれば、論理的には赤字になるということはまずない(最近は、そうともいえないけれど)。
ところが、店舗を借りていたり、アルバイトを雇っていたりして、なおかつ、コンビニに客を奪われるとなると、収支がどんどん悪化していくのは目に見えている。そもそも、中小の書店が1日5万円を売り上げるためには、500円の雑誌やコミックを毎日500冊売らなければならない計算。しかし、コンビニのある駅前では半分だって難しいのではないだろうか?
とまぁ、そんなわけで、今や、中小の書店がつぶれ、大型書店だらけになってしまうわけだが、地元の駅前に書店がないというのはものすごく不便。これは、本当の実感だ。そして、その結果、アマゾンで本を買ったりしてしまうわけだが、これがまた書店を痛めつけていく。僕が悩んでもしかたないことだが、う〜ん、困った。

2005-02-27_17-26-17.JPG
↑さようなら、西川書店。

comments

   

trackback

pagetop