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セグウェ初体験!

「人間の移動形態に革命をもたらす夢の乗り物」ともてはやされたセグウェイが2001年に登場してから、もう5年がたつ。当時は、その実態が明らかにされず、謎の乗り物とか、そのコードネームからジンジャーとか呼ばれたりしていたが、日本ではビデオジャーナリスト・神田敏晶氏の逮捕騒動以降、すっかりセグウェイは話題性を失ってしまった。
一番の理由は、現在の日本の道交法では公道を走れないこと。扱いとしては原動機付き自転車となるため、ブレーキや方向指示器が必要となるが、セグウェイにはそもそもブレーキが不要だし、その場でくるくる回れる乗り物に方向指示器なんて意味がない。そうした法規制を改善すべく、ブッシュ大統領が小泉元首相にセグウェイをプレゼントしたこともあったが、当の小泉さんは退陣間近の時期。もはや、そんなことにかまっていられる状況ではなかった。
とまぁ、そんなこんなで日本でのセグウェイの普及は夢のまた夢と思っていたが、先月、日本SGI(シリコングラフィックス)が国内初の正規総代理店となったことを表明。話はガラリと変わってきた。なぜIT企業の日本SGIがセグウェイを手がけるかについては、こちらのサイトを見てもらうとして、以下は、僕のセグウェイ体験談である。
新型セグウェイ
といっても、要するに、仕事の取材にかこつけて楽しんできちゃっただけなのだが、セグウェイに乗ってみたいという悲願は5年ぶりに達成することができた。その間、セグウェイは第2世代となり、より直感的な操作ができる乗り物に進化。性能面でも、最高時速は20km、最長走行距離は40kmを実現している。
今回、僕が乗ったのは、Segway PT i2というタイプなのだが(オフロードタイプのx2もあり)、一言でいうと「楽しい!おもしろい!」に尽きる。これをSegwaySmileというらしいが、とにかく今までにない乗り物感覚とその操作性は、初めてやるスキーやスノボに近く、といってそれほど難しくもなく、でも多少の訓練はいるという微妙なもの。自転車のように自分で漕ぐのではなく、勝手に動くわけだから、そういう意味でもスキーに近いのだが、重力に引きずられて落ちていくのとはまったく逆。体の重心を前にやれば前に進むし、膝から腰にかけて体を右に傾ければ右に曲がる。ちょうど、体の機能が延長したような不思議な感覚。慣れてくれば、その場でくるくる回ることもできるし、ハンドルから手を離して、体だけで操作することもできる。
実は第1世代にはハンドルにグリップがあり、そこを握らないと動かせなかったのだが、第2世代では、新しいステアリングシステムで本当にステップに乗るだけで操作ができるようになったのだ。今回は、残念ながら、ビル内での体験だったが、たぶん30分も乗り続けたら外でビュンビュン風を感じたくなる。セグウェイに乗ると、約20cmほど目線が高くなるのだが、そうした位置で時速20kmで走ったら、これはかなりのスピード感。ちなみに、下り坂でも最大速度は20kmということで、必要以上の速度が出て、体を投げ出されるという心配はないらしい。また、何か(人の足とか)を踏んづけても、その瞬間にセグウェイの加重は反対側に移動するらしく、車重が踏んづけたものにグッとかかるといったこともない。
僕のセグウェイ体験は何分もなかったけれど、それだけでも新しい乗り物のおもしろさは十分体験できた。この年になると、自転車を乗りこなしたり、カヌーを乗りこなしたり、スノボを乗りこなしたりといった新鮮な乗り物体験はもう身近にはないものだと思っていたが、セグウェイにはそれに通ずるおもしろさがあった。当面、日本SGIでは法人向けの販売(倉庫の管理業務などに使ってもらう)に徹するようだが(価格は保険付きで95万円)、仮に仕事でセグウェイに乗ることになったら、それまでの単調な仕事は180度別のものに変わってしまうに違いない。倉庫の中を歩いて行ったり来たりしていた人が、翌日からは20cmも高い目線でセグウェイでスイスイと移動できるようになる。これは、ちょっとした快感ではないかと思う。もちろん、これもビジネスの現場でのSegwaySmile。将来はアミューズメント施設でもセグウェイを見かけることになるだろうし、さらには自治体と協力してセグウェイ特区なる場所を検討する動きもすでに行っているらしい。
道交法を変えるとなると、5年10年はかかるだろうが、こうした草の根的な普及&啓蒙活動によって、老若男女がセグウェイを乗りこなすようになれば、それはそれで明るい未来ではないかと思う。

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