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New Xacti、DMX-HD1010登場。

ここ1、2ヶ月、DMC-HD1000が妙に値下がりしていると思ったら、ついに新型が出た。型番はDMX-HD1010と、とても控えめ。確かに、デザインはまったく変わっていないし、レンズも焦点距離も同じだから、一般的にはマイナーチェンジといってもいいのかもしれない。

しかし、そのマイナーチェンジは、既存ユーザーにとって、かなり悔しい内容だ。HD1000との違いは多岐に渡るが、家族の記録をきれいに撮って、手軽に楽しみ、保存・管理するという点に絞れば、個人的には以下の3点が悔しい。

(1) 1920×1080での30fps記録が可能になった
1080iのインターレースだったFull-HDモードに加え(こちらも転送レートがアップし、画質が向上)、1080pのFull-SHQモードが追加された。これによって、1920×1080のハイビジョン動画をパソコンでスムーズに再生できるようになった。これはでかい。Macの場合、これまでは「avc1Decoder」というプラグインを入れないと、1080iの動画は再生できなかったのだが、1080pで撮影すれば、何の問題もなくなる。僕は今、仕方なくHD-HRモード(1280×720・60fps)で撮影しているが、これなら、Full-SHQモードが常用できそう。ハイビジョンテレビに1080pを映したときの映像がどうなのかはちょっと気になるけれど。

(2) 日付別振り分け機能が搭載された
実は、HD1000の動画データをUSB HDDに保存する場合、フォルダは、撮影した日付ではなく、USB HDDにコピーした日付フォルダが勝手に作られ、そこに保存されていた。つまり、6/1、6/2、6/3と撮影をして、それを6/5にUSB HDDに保存したとき、従来は6/5のフォルダにまとめてコピーされていたが、それが撮影に日付で振り分けられるようになったというわけ。正直、商品の特徴として威張るようなものではないが、これだけで動画の再生が格段に楽になる。これは、従来のHD1000でも、ファームウエアのアップグレードなどで修正ができそうだし、そうすべき問題だと思う(私の聞いた限り、望みは薄そう)。

(3) BD書き出しに対応した「Nero 8 Essentials for Sanyo」が付属
従来のDVDだけじゃなく、BD-AV、AVCHDへの書き出しにも対応した。付属ソフトでの対応だが、これもかなりでかい。スマートレンダリングできるかどうかはわからないが、最終保存形態をBDにできるのは便利。これについては、既存ユーザーも割安でソフトを購入できるようにするべきだと思う(まぁ、僕はMacなので関係ないが)。

このほか、基本的な画質が向上した、AF性能が向上した、動画でも顔認識するようになった、高速度撮影機能を追加した、フォトビューボタンが付いた(フルオートボタンがなくなった)など、機能・性能面が着実に進歩しているHD1010だが、現在、ヨドバシでは11万8000円(10%ポイント)。一方のHD1000は5万9800円(15%ポイント)。つまり倍以上違うという計算。せめて10万円を切っていれば、HD1010への買い替えも検討できたのだが……。

ところで、Xactiの記録方式に関して、一部では、次はAVCHDになるのでは? という予想もあったが、どうやら、サンヨーとしてはこのH.264フォーマットについては、確固たる思いを持って取り組んでいるようで、今後もAVCHDに乗り替えるようなことはなさそうだ。もちろん、僕はホッとしている。AVCHDにでもなったら、Xactiのよさは全然なくなってしまう。それに、Full-SHQモードでの記録とAVCHDへの書き出しができれば、もはや、将来の再生環境をどうするかなんて心配をする必要もなくなった。

レンズの広角が足りないのは今までどおりだが、HD1010はユーザーの期待を裏切らない形でしっかり進化していると、僕は感じた。AVCHDのビデオカメラに今イチ踏み込めないという人に、NEW Xactiはなかなかいい選択肢ではないかと思う。
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