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押し寄せるUstreamの波。

 2月2日にソフトバンクが決算説明会を行い、その中で、Ustream社に2000万ドル(約18億円)出資したという話が出た。孫社長は「WEB2.0の時代において、Twitterは新聞、Ustreamはテレビ」とまで言い切ったが、Ustreamは本当にブレークするのだろうか?

ちなみに、この説明会は、事前にUstreamでライブ配信するという告知があったため、なんと5000人超の人がUstream配信を同時視聴することとなった。それだけの数に堪えるUstreamのシステムもすごいが、僕がこの配信で驚いたのは、iPhoneを使って、孫社長みずからがUstream配信を行ったことだ。孫社長は、iPhone1台あれば、誰もが手軽にライブ動画が配信できるということを身を持って証明した。もちろん、これを目撃した人は一瞬でその可能性に気づいたに違いない。

そして、2月13日。今度は坂本龍一氏がジャーナリストの津田大介氏と対談し、それをUstream配信した。本来は、3月7日に放送されるJ-WAVEの「RADIO SAKAMOTO」という番組のための対談なのだが、それよりも1ヵ月近く早く、対談が動画付きでネット配信された。本放送ではメーカーへの配慮などでカットされるところがいろいろありそうだが、このライブ動画を見た人は、素の情報がいかにおもしろいものなのかを知ったと思う。また、たとえ対談でも、動画があるほうがおもしろい! とも感じただろう。

続いて2月15日には、経済学者の池田信夫氏とジャーナリストの上杉隆氏が「検察リークと記者クラブ報道」というテーマで、Ustreamにて対談。これはlivedoorの特別企画で行われたものだが、Twitterではあの池田先生が終始上杉氏に押し込まれているというつぶやきであふれ、それを知った人が次々とUstreamに集まり、平日の夜ながら3800人を超す人がライブ動画を楽しんだ。世界的に有名な坂本龍一ほどではなくとも、テーマや論点が明確ならばUstreamに人が呼べるし、それがおもしろいということもわかった。

そして、今日。なんと今日は、ついにUstream配信の現場にも居合わせてしまった。実は、今日はキングジムのポメラの発表会があったのだが、僕はそこで、"Business Media 誠"編集部が、iPhoneで発表会の一部始終をUstream配信しているのを目の当たりにした。僕はそれを見ている人の発言をTwitterでずっと追いかけていたのだが(発表会そっちのけで)、単に垂れ流しのライブ動画でも、それがつまらないという意見はなかった。それよりも、プレス発表会ってこうしてやっているのか、という関心のほうが高かったように思う。

雑誌編集者を長くやっていると、一次情報に手間暇かけるのが企画であり、編集だという思い込みが強くなってしまうのだが、この間、いろいろなノー編集のライブ動画を見てきて、実は一次情報というのはかなりおもしろいということに気づいてしまった。さらにいうと、記者会見やプレス発表会は、これまではマスコミの特権であり、だからこそ、あえて一次情報を隠し、加工した情報を流していたのではないかという気さえする(ここまで来ると、記者クラブ状態だが)。

で、結論ということになるが、Ustreamは間違いなく、今後のトレンドになるだろう。2月に僕の身の回りで起きたUstream関連の動きはそれほどめまぐるしく、しかも、どれもとてもおもしろく、興味深かった(無加工の一時情報なのにね)。特に、ライブ配信にTwitterが加わると、突如、それはエンターテインメントに変わるということがわかった。UstreamはTwitterという力強い相棒とともに、これまでにないメディアとして成長するに違いない。

<追記>
孫社長のTwitterによると、Ustreamは5月までに日本語化する予定だという。これでますます日本人にとっての敷居は低くなる。

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  • 2010/02/22 4:11 PM
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