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楽天koboからアンケートを拒否られた件。

楽天のkoboから「お客様のお考えをお聞かせください。」というアンケートメールが来た。本文はこんな感じ。

お客様のご意見は私どもにとって大切です。
私どもは、お客様自身について、またKoboでのご体験について、理解を深めたいと考えています。そのため、独立系市場調査会社のGfK NOP Market Researchにお手伝い頂いています。
このアンケートの所要時間は約10〜15分で、お客様のアンケート参加は完全に任意です。お客様の回答は、匿名かつ機密として取り扱われ、調査目的でのみ使用されます。

前々から、koboにはたくさん言いたいことがあったので、めんどくさいとは思いつつ(何か当たるわけでもないし)、重い腰を上げて回答を開始した。

すると、最初に「アンケートにご参加いただきありがとうございます。アンケートを開始する前に、ブラウザーを最大化(画面全体に表示されるように)してください。 必要に応じて、ブラウザーの右側上部にある最大化ボタンをクリックしてブラウザーを最大化します。」という画面が……。僕はiPhoneでアクセスしていたのだが、今どき、PCしか想定していないアンケート、だ、大丈夫か?

ま、でも何とかiPhoneで答えられそうなので、めげずに第1問。
「調査を開始する前に、 あなたがコボ(Kobo)の電子書籍リーダーをお持ちでお使いになっているかどうかをお聞かせください。」
答えは、「いいえ - コボ(Kobo)の電子書籍リーダーを所有して使用していない」

そして、第2問。
「次のいずれかの業界で働いていらっしゃいますか。」
答えは、「出版/書籍販売」。で第3問にいこうとしたら、「アンケートにご協力いただきありがとうございます。大変申し訳ありませんが、お客様はこのアンケートを回答することはできません。」と返された。

僕の記憶では、確かに懸賞サイトなどのアンケートで、関係者が拒否られることはある。でも、今回は、その趣旨からしても、ユーザーの意見を広く聞くべきではないかと思う。それとも、関係者の意見はバイアスがかかってるから、参考にならないとでも思っているのだろうか?

というわけで、かなわなかった僕のkoboへの感想をここに記しておこう。

koboは発売当初から、商品点数の少なさや商品の水増しが問題視されていたが、そもそもの問題点は、実はストアの使い勝手の悪さにある。

Kindle Paperwhiteとの比較でいうと、読書中からのストア呼び出しは、Kindleが2タッチ、koboが3タッチ。検索時の予測変換はKindleがあり、koboがなし。例えば、「うちゅう」と入力すると、Kindleでは宇宙、宇宙兄弟、宇宙英雄、宇宙海賊、宇宙エレベーターといった候補が出てくる。で、そのまま「うちゅう」で検索すると、Kindleは2791タイトル、koboは200という結果に。

さらに、Kindleはその2791タイトルからジャンルや発売日、カスタマーレビューで絞り込みが可能だか、koboはひたすらページめくりをするか、再度、別ワードで検索するしかない。しかも、最大の問題は、「宇宙兄弟」で検索したときに、Kindleはきちんと巻数表示がされるのに、koboは表紙のサムネールと宇宙兄弟というタイトルしか表示されない点。つまり、そのコミックが巻数がわからないのだ(サムネールで判断してということらしいが、見分けがつかない)。

もちろん、こうしたことは楽天もわかっていることもしれないが(わかってないと困る)、だとしたら、これはアンケート以前の問題だろう。しかも、最初に出た(僕が買った)kobo TouchはKindle Paperwhiteより解像度が低いため、実はコミックを読むのには適さない(サムネールで巻数がわからないのもそのせい)。

で、その後、Kindle Paperwhiteに対抗するように、解像度が高く、ライトも付いたkobo gloを発売することになるが、結局、楽天はAmazonに先手を打つ形でkobo を出しながら、気がつけば、後手後手に回る羽目になってしまった。

ここからわかるのは、楽天は、端末は出し惜しみをし、サービスは準備不足だったということだ。そして、冒頭のアンケート。「わたしどもは、お客様自身について、またKoboでのご体験について、理解を深めたいと考えています。」。つまり、ようやくユーザーについて知ろうとし始めたわけだ。

Kindle登場前は、サービスがよくなればkoboも悪くないと思っていた僕だが、正直、Kindleの完成度がここまで高ければ(サポートもビックリするほどいい)、電子書籍端末も電子書店も二つはいらない。どうせ電子書籍で手に入らない本はたくさんあるのだから、電子書籍を買うために電子書籍端末を買うのはナンセンス。Kindleで買えるものは電子書籍で、Kindleで買えないものは紙の本で、くらいが今の状況には合っている。

koboが出て、まだ半年しかたっていないが、残念ながら、僕の中ではすでに結論が出てしまったようだ。

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