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「TAMAGO Clicker」はQRコードを超えるか?




昨日、池袋サンシャインで開催されている「page2013」に行ってきた。
印刷・出版業界が低調なうえ、電子書籍ブームも鳴りを潜めたので、それほどの見ものはなかったが、そんな中、これからちょっと来そうだと思ったのが、「AR」(仮想現実)だ。

「AR」といえば、一般的には、カメラ越しに写している現実の風景上に何か情報を載せるというイメージだが、今回、出展が多かったのは、スマホで印刷物を撮影すると、スマホの画面上にさまざまなリンクが表示され、ネットコンテンツに誘導できるというもの。いわば、サーバー管理型のリンク集だ。

中でも面白かったのは、リコーの「TAMAGO Clicker」だ。これは、印刷物のページイメージを丸ごとサーバーが管理し、そのページをスマホのカメラで撮影すると、リンクが画面の表示されるというもの。サーバー側では、印刷物のページ、もしくはページ内のコンテンツ(例えば、ファッション雑誌の洋服一つ一つ)に対してリンクが張られており(リンクは1アイテムに複数張れる)、ユーザーが専用アプリで、そのページ丸ごと、もしくはページの一部分を撮影すると、サーバーが登録情報と照らし合わせて、そのコンテンツ上にリンクを表示する。

QRコードと違って、複数のリンクを張れる、リンク先を後から変更できるなどがメリットで、リコーでは、紙からネットに飛ばすという意味で、オフラインtoオンライン、O2Oと呼んでいる。個人的に思った活用方法は雑誌広告への応用。例えば、クライアントが自社の純広イメージをこの「TAMAGO Clicker」に登録しておけば、ユーザーはそのページをアプリで写すだけで、「もっと情報が欲しい」「すぐ購入する」「ショップ一覧」「アンケートに答える」「プレゼントに応募する」といったリンク先に飛ぶことができる。もし、アプリ内の個人情報をサーバーに受け渡すことができれば、撮影するだけでプレゼントへの応募が完了する。

QRコードは、それ自体が情報だが、「TAMAGO Clicker」は情報をサーバー側が持っているというのが新しい。しかも、QRコードを印刷するといって手間も不要。問題は、そのページが「TAMAGO Clicker」に対応しているかどうかを知らせるすべがないこと。結局、どこかにそれを伝えるアイコンなどを印刷しなければならないし、そのうえ、アプリもダウンロードさせなければならない。もし、この部分が解決されれば、「TAMAGO Clicker」は莫大な利益を産むと思うのだが、どうだろう?

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