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いよいよ、あさってiPhone発売なわけだが……。

我が家では、僕もさっちゃんもケータイはauなのである。だから、iPhoneはあくまで追加購入と決めていたのだが、冷静にランニングコスト(端末代別)を計算してみたら、iPhoneの追加購入で、2年間で最低で10万4000円の負担増になることがわかった。一方、夫婦でソフトバンクモバイルにMNPしたとすると、二人ぶんの契約解除料(9975円×2)とMNP手数料(2100円×2)を入れても、負担増は6万円程度。その差は4万4000円。う〜ん、これは微妙だ。

というのも、今契約しているauのプランSSは、それぞれ1000円の無料通話が含まれているのに対し、ソフトバンクモバイルのホワイトプランは無料通話なし(しかも、他社ケータイへの通話料金は高め)。そこで、無料通話分として、1000円×2人分×24ヵ月の4万8000円をMNPのプランに加えると、10万8000円。つまり、追加購入でもMNPでも2年間のコストはほとんど変わらないということになる。

別の方法としては、iPhoneは追加購入とし、来年8月(ここで契約解除料がかからなくなる)に、2人でauを辞めるという手もある。この場合、2年間の負担増は7万円となるが、1年めは無料通話が付き、2年めは無料通話が付かなくなるので、2年めの無料通話分、1000円×2人分×12ヵ月の2万4000円を加えると、9万4000円。なんと、この方法が一番安く済むことがわかる。問題は、2年めに僕はauを辞めるわけなので、auの番号を使えなくなる点。iPhoneの番号を先に取っているので、MNPもできない。まぁ、1年の猶予があるので、その間にiPhoneの番号を浸透させればいいのだが、これは金を取るか手間を取るかということである。

iPhone発売直前になって、こんなことで悩み始めてしまったが、iPhoneを買えるかどうかもわからないのにMNPの手続きをするというのもなんだかなぁ〜。というわけで、とにかく、あさってどうなるか、じっと待つしかないというのが、今の現状だ。

iPhoneの日本語版ビデオガイド登場。

7月4日は、何か販売方法についての新しいアナウンスがあるのでは? という噂もあったが、何も情報がなかった代わりに、iPhone 3Gビデオガイドの日本語版がアップルのサイトにアップされた。

30分にも及ぶビデオを見ると、iPod touchにはない新しい発見があって興味深い。中でも感動したのは日本語入力だ。日本のケータイで使われている10キー入力に対応し、さらにキーの長押しで、表示ボタン以外のキーが上下左右に現われる(例えば“あ”の周囲に“い”“う”“え”“お”の文字が表示される)というのはすでに知られているが、ビデオガイドでは、さらに上下左右のフリックだけで素早く入力する方法が披露されている。実際、ビデオを見ると、その入力は驚くほど高速だ。

しかし、僕が感動したのは、QWERTY配列での入力だ。これまで、QWERTY配列を使った日本語入力では、変換候補を表示するために、英字モードよりもキーが小さくなってしまっていた。ところが、今度のiPhoneでは英字入力のときとサイズは同じ。そして、変換候補は、入力している文章上に、英字モードのスペルコレクトの要領で表示されるようになった。はっきりいって、この変化はでかい。これまで、キーが小さくなることに起因する入力ミスが実に多かったが、今後は入力ミスが激減するはずだ。

気になるのは、iPod touchで生じているようなもっさりとした動作が改善されているかどうか。また、辞書はどれくらい賢いか。これらがそこそこクリアされていれば、入力はケータイにはかなわないといわれているiPhoneも、けっこうタメをはれるかもしれない。

iPhoneに関するショップ状況。

iPhoneの発売まで、いよいよあと8日と迫った。このところ、街でケータイショップを見かけたら、「iPhoneって、どうなってますか?」と聞くようにしているが、ここ数日における各ショップの反応は以下のとおり。

●ソフトバンクモバイルショップ本郷三丁目店:予約可能だが、モデルもカラーも指定できない。
●ソフトバンクモバイルショップ十条店:実際に入荷するまで何もわからない。もちろん予約不可。
●ビックカメラ池袋本店:同上。
●ヨドバシカメラ上野店:同上。
●街のケータイショップA:同上。
●街のケータイショップB:前日まで入荷台数はわからないが、一人めなので予約にしておきます。

というわけで、今のところ、何とかケータイショップBで予約キープ。ただ、ヨドバシカメラなどは入荷自体、当日かもしれないと、自信なさげ。しかも、いくつかの店から、「11日の受け付けは10時からやるかもしれないが、正式な端末の処理は12時から。つまり、2時間は待つことになる」という話を聞いた。KODAWARISANにもそんな話が書かれている。

それにしても、正直、12時という設定は遅すぎるんじゃないかと思うが、もし、10時から受け付けだけはするということなら、この2時間は混雑緩和に利用しようという腹なのかもしれない。仮に、新規契約の1台の処理に30分かかるとして、窓口が二つあれば、2時間で8台。10台のiPhoneでも、午後1時には処理が終わる計算。サーバー側の負担を減らすのであれば、お渡しは夕方以降なんてことになるかもしれない。

問題は、当日(前日?)の早朝から並ぶ人たちだ(僕もそうなるかもしれないが)。仮に、始発で来て並ぶとしても、12時から販売開始ということになれば、その負担は半端なモノではない。前日からだと、もう死にそうだ。未だに、販売の詳細が出ていないが、iPhoneを楽しみにしているファンのためにも、できるだけ、不満の起きないような販売方法をしてもらいたいものだ。

これでいいのか、ソフトバンクモバイル!

iPhoneを予約したという話を書いたが、昨日、そのソフトバンクモバイルショップから電話があった。
少しドキドキしながら、電話に出ると、実際に予約を成立させるにあたって、次の条件を飲んでほしいという。

(1) 容量も色も指定できない。
(2) 日曜日までに内金5000円を入れてほしい。
(3) 7月11日の入荷は保証できない。
(4) 予約が確定したら、キャンセルはできない。

はぁ? それって、いったい、どんな商売ですか?
ちょっと考えさせてほしいとは言ったものの、電話を切ってから、めちゃくちゃ腹が立ってきた。どんな商売でも、自分がどれを買うかくらい選択するのはあたりまえだろう。しかも、2年間の縛りがあるならなおさらだ。気になったので、ネットで調べると、ヨシ日記さんのように、僕と同じことを言われた人がいるようだ。

いや、それにしても……、と思う。確かに、8Gモデル、16Gモデルともそれなりに数は限られているかもしれない。しかし、もし、まっとうな客商売をするのなら、「予約の順番に商品を渡すけれど、もし、8Gモデルしか入荷しない(または、予定数の16Gモデルが確保できない)場合は、8Gモデルを予約している人に回しますが、よろしいですか?」というのが筋だろう。しかも、内金を取っておきながら、予約のキャンセルすらできないなんて……(普通は、キャンセルの場合、内金は返せないとなるはず)。

とにかく、この件でちょっとiPhone熱が冷めてきたが、こうなると、当日、どこかに並ぶしかないのかなぁ〜? 困った困った。

ついにiPhoneの料金プランが発表に!

iPhone 3Gの発表があってから、約2週間。ついに、iPhone専用の料金プラン、ホワイトプラン(i)が発表された。

●ホワイトプラン(i)基本使用料=980円
●パケット定額フル 定額料=5985円
●S!ベーシックパック(i)基本料=315円
で、計7280円

さらに、月々の割賦金は、8Gモデルが月々960円(×24回)、16Gモデルが1440円(×24回)となっている。また、留守電などが使える基本オプションパック(i)は月額498円。つまり、16Gモデルを買った場合、月々の支払いは9218円ということになる。ただし、僕の場合、基本オプションパック(i)は入らないので(たぶんiPhoneで電話はしない)、8720円ということになるだろう。

ちょっと驚きなのは、パケット定額フルとS!ベーシックパック(i)はかならず加入することが前提である点。それと、SIMカードが専用USIMである点。無線LANだけで使おうと思っていた人、従来のSIMカードを使えないかと思っていた人は、その期待が裏切られたかっこうだ。

それと、一つわかりにくいのが、S!ベーシックパック(i)の内容。これは、ソフトバンクオリジナルの受信通知付きメールサービスを利用料無料で使えるというものらしいが(月額料金315円はかかる)、MobileMeがあれば、これっていらないんじゃないの? と思ってしまう。しかも、メールアドレスが、「××××@i.softbank.jp」というのもなんだかなぁ。

まぁ、金額的にはだいたい想像どおりだが、改めて具体的な金額や内容が提示されると、けっこう冷静になってしまうのんも事実。例えば、8Gモデルを買った場合、最低でも8240円を2年間払い続けなければならず(約20万円)、しかも、もし、1年で解約したら、残金の3万4560円(16Gモデルなら4万320円)を負担する必要があるというのは、若い人たちにはけっこう厳しいのではないだろうか?

今後、ブログや掲示板でさまざまな意見が出ると思うが、まずはそれを注視したい。

iPhone/iPod touchの快適さを再考してみる。

もうすぐ登場するiPhone、そして、現行のiPod touchに共通していえることだが、このOSの素晴らしいところは、目指す機能――天気だったり計算機だったり、メールや連絡先だったり――に、およそ考えつく最低限の手順でたどり着けることだろう。

iPhone/iPod touchでは、画面最下部に並ぶ固定のアイコン(ミュージック、ビデオ、写真、iTunes)のほかに、1ページあたり16個のアイコンを最大8ページぶん持つことができる。つまり、ユーザーはiPhoneやiPod touchに、(初期登録されているものを含め)実に128もの機能を割り当てられるというわけだ。

7月には、ここにゲームやアプリケーションが追加できるようになるわけだが、現状のiPod touchでは、Safariのブックマークをアイコンとして登録できるのが、特徴的だ。ホーム画面にSafariのアイコンがあるのに、Safariのブックマークが同じ階層にあるのは、論理的には正しくない。しかし、iPhone/iPod touchは洗練されたビューワーであり、目指す情報に最短でたどり着けることを最優先にしているのだとすれば、ブックマークそのものをホーム画面に置き、タッチ一発でリンク先のサイトにアクセスできるというしくみはとても合理的だ。
しかも、指先でめくるようにページを素早く切り換えられるインタフェースのおかげで、アイコンが3ページめや4ページめにあったとしても、ほとんどストレスを感じない。それに、アイコンの位置の変更も指先で感覚的にできるため、よく使うアイコンをより前のページに持ってくることも簡単だ。
覚えるのは、ブックマークのホーム画面への登録方法、ページめくり、アイコンの位置変更。たったこれだけで、iPhone/iPod touchは自分だけの最速情報端末になる。

きっと、Windows Mobileなら、各ページにタブを付けたり、ブックマークはブラウザーの下の階層に置いたりするのだろうが、あえてすべての機能を同列にしたところに、iPhone/iPod touchのすごさがある。唯一、設定アイコンだけが、階層をたどって機能を呼び出すことになるが、それ以外は、タッチ一発で目指す機能が呼び出せる。しかも、使うほどに指先がアイコンの場所を覚えていくから、ますますiPhone/iPod touchは快適になっていく。

アイコンを横に4個、縦に4個並べた配列も実に巧妙だ。指先で押し間違えない必要十分なサイズを確保しながら、すべての機能をアイコンと文字で見せる。これなら、初めて触る人でも、必ず天気や計算機を呼び出すことができる。また、アイコンの数は4×4の16個だが、これより多いと、画面全体を把握しにくくなるし、これより少ないと、たくさんの機能を盛り込みにくくなる。そういえば、ホーム画面もSafariも追加できるページの上限は8ページだが、これも何となく把握できる上限のページなのかもしれない。

こうして見ると、iPhone/iPod touchのホーム画面は、何気ないようでいて、いかに使いやすくデザインされているいるかがわかる。そして、ケータイやiPhoneのようにいつでも ネットワークにつながっていることを前提にすれば、数多くの端末の中で、目指す情報に即座に到達できる手順は、iPhoneが圧倒的に少ない。一方、日本のケータイの場合も、メール、アドレス帳、iモード(EZ Web、Y!)などには、確かにボタン一発でアクセスできる。しかし、それ以外は、センターボタンのメニューからたどったり、ショートカットを画面に登録したりしなければならない。

iPhone/iPod touchでは、ページの切り換えはあるとしても、1画面の16の機能にダイレクトにアクセスできる(指先でのタッチは選択と決定が同時である)。しかし、ケータイの場合は、ダイレクトにアクセスできる機能は数個に限られ、あとはカーソル→決定ボタンの組み合わせやボタンの長押しで機能を呼び出すしかない。カーソルが行き過ぎて別の機能を選んでしまったり、長押しのはずが長押しじゃなかったりでイラッとした経験はきっと誰にでもあるだろう。

僕は、iPod touchを使い始めて、極端にケータイをさわる時間が少なくなった。それくらいiPod touchで何かをするというのは、ストレスがない。逆にいうと、ケータイはその複雑な機能を使いこなすのに、知らず知らずの間にストレスを感じていたということだ。もちろん、メールと電話とGPS、それにおサイフケータイは、まだまだケータイでなければできないが、もし、iPhoneが手に入れば、唯一残るのはおサイフケータイのみ(あとEZWebを使った銀行振り込みもあるが)。しかし、おサイフケータイのために、今までのケータイで味わったストレスの世界に戻る気はもうない。

iPhoneを予約した。

会社付近のソフトバンクモバイルショップで、iPhoneを予約した(16GB・ブラック)。

店員さんに聞いてみると、すでに15名近くの予約が入っているという。全国には2700〜2800のソフトバンクモバイルショップがあるようだから、単純計算で、4万人が予約している計算。僕が予約したのは、都内のショップとはいえ、オフィス街ではないから、15名は飛び抜けて多い数字だとは思わない。まぁ、それでももう少し少なく見積もって、全国平均10人として、すでに3万人弱の予約が入っているのではないか?

店頭には先日のプレスリリースのコピーもたくさん置いてあったので、ショップ側もユーザーからの問い合わせが多数あると踏んでいる様子だが、料金プランに関係なく欲しいと思っている人が、アップル発表の2日目で、すでに3万〜4万人だとしたら恐れ入る。このまま行くと、料金プランの正式アナウンスの前に10万人規模の予約が入るのではないか? そして、正式なアナウンスが出れば、そこからはさらに同程度の予約が増えるはず(料金プランしだいではあるけれど)。

前々回の記事で触れたように、もし、孫さんが年内100万台を目指すくらいの目標を立てているのであれば、7月だけで20〜30万台は売り切るかもしれない(少なくとも初速ではこれくらいは行くと思う)。昨年、iPhoneがアメリカで発売されたときは、それなりに高額だったにもかかわらず、発売2日で約27万台、そして2ヵ月半で100万台を記録しているから、日本がアメリカのその半分の規模と考えても、それくらいは余裕で行く気がする。

もちろん、不安要素もある。それは多くの人が言っており、僕も前回の記事で書いているが、日本のケータイ事情は特殊だという点。やっぱり、普通のケータイがいいよね〜ということになると、勢いは初速だけで、それ以降の伸びは期待できない。とはいえ、昨年、ソニーのブラビアケータイが1週間で3万台(つまり月に15万台弱)売って、ヒット商品扱いされたことを考えれば、知名度があり、ブランド力があり、価格も安いiPhoneが、7月(ボーナス期)=30万台、8月〜11月(通常期)=10万台、12月(ボーナス期)=30万台で、計100万台というのは、強ち夢物語ではないだろう。

そして、もし年内100万台の数字にでもなったら、これはケータイ業界を揺るがす大事件となるだろう。

iPhoneは日本のケータイシーンをChangeするか。

ついに、iPhoneが日本でも発売されることになった。7月に世界同時発売という僕の読みもまんざらではなかった。

それにしても、不甲斐ないのは、一人蚊帳の外に置かれたauだ。別の通信規格を採用しているから、iPhoneを手中にできないのは仕方のない面もあるが、今のCMを見ていると、原因はそれだけではないように思える。

そのCMとは、例の「auの庭で。」というもの。これは、取りようによっては「日本人は日本独自のケータイ文化の中で暮らせばいい」という独りよがりなメッセージにも聞こえる。まだまだ2番手であり、3番手からも猛追されているキャリアが発するメッセージとしてはいささか矮小過ぎて、何だか夢も希望もない気がするのは、僕だけだろうか?

僕がこのコピーを耳にして真っ先に想像したのは、「日本のケータイ=箱庭」というイメージ。パソコンでのインターネットが世界中に広がる大自然だとするなら、日本のケータイインターネットは箱の中に広がる人工の自然。確かに、着メロや絵文字、ケータイサイト、ケータイメールなどは、ケータイの処理能力が低かった時代には、コミュニケーションツールとしてのケータイの発展を強力に後押ししたかもしれない。また、今でも10代、20代におけるケータイ文化は着メロや絵文字がベースにあり、そこからケータイ版SNSへと進化を遂げている。箱庭とはいえ、これは一つの成果といっていいのかもしれない。

そもそも、日本人には窮屈さを楽しめる素質のようなものがあって、画面の小さいケータイという箱庭しかないのなら、無理をせず、そこで楽しめばいいという発想があるように思う。そういえば、最近、人気のケータイ小説も、画面が小さいという不自由さを逆手にとった表現手法。自分の人生がこの箱庭の中で完結するのであれば、まぁそれはそれでありかもしれない。

しかし、アップルが提案するiPhoneの世界は異なる。あくまでも手のひらの中のリアルインターネットを目指す。3.5インチの画面はそれを実現する最低限のものだし、指先での操作もマウスに代わるモバイルなインターフェースを追求した結果だろう。とにかく、ハードとソフトの技術を総動員して、本物を目指したのが、iPhoneなのだ。

そう考えると、今回のiPhone発売は、箱庭という様式美を善しとする日本のケータイシーンへのアンチテーゼといえる。果たして、7月にiPhoneを手にした人たちは、リアルインターネットの姿を箱庭の住人にどう伝えていくのか?  iPhoneの驚きは日本のケータイシーンにどんな衝撃を与えるのか? それが今から楽しみでならない。

iPhone、世界一斉発売!?

WWDCまで、まだ数日あるので、イライラを少しでも紛らわせるために、iPhoneの国内発売時期について推測してみよう。

ブログを見ると、みなさん、あまり期待しないでおこうという感じなのか、多くの人が年末に近い時期だと思っている節がある。では、実際のところ、自分がジョブズであったり、孫さんであったりした場合、6、7、8、9、10、11、12月の中で、いつの発売がベストと思うだろうか?

WWDCで3G iPhoneが登場すれば、2008年中に1000万台という目標はなんとかクリアできると思うが、僕は、ジョブズはもっと野心家だと思う。1000万台の目標で、結果1000万台は、いわば普通。市場は当然という判断をするかもしれない。つまり、今以上に企業価値を高め、投資家から一般ユーザーまでの度肝を抜くためには、少なくとも目標値の10〜20%アップ、台数にして1100〜1200万台の販売実績は必要、くらい考えているのではないか?

ところで、2007年にAppleと契約した海外のキャリアは、契約発表時に発売日もアナウンスしたが(発表から発売までは1ヵ月半〜2ヵ月)、今年5月以降に発表のあったアメリカ・モビル(アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコなど16か国)、英Vodafone(オーストラリア、チェコ共和国、エジプト、ギリシャ、イタリア、インド、ポルトガル、ニュージーランド、南アフリカ、トルコ)、さらにはSingTel(シンガポール、インド、フィリピン、オーストラリア)などは、いずれも年内発売という言い方。もちろん、日本のソフトバンクも同様だ。

まぁ、昨年はMacWorld EXPOでは、ジョブズが6月29日発売を明言したため、それ以降に契約を発表したキャリアは当然、発売日も同時にアナウンスすることになるわけだが、今回は世界中のどのキャリアも年内と発表。
ここから想像できるのは、WWDCでジョブズは、3G iPhoneの世界一斉発売をアナウンスするのではないかということだ。でなければ、上記に挙げたキャリアがWWDC以前に、アップルとの契約を発表する意味がわからない。本来なら、3G iPhoneの発表があり、その後で、各キャリアがAppleとの契約とともに発売時期を公式発表したほうがわかりやすい。強いていうと、事前発表での話題作りということはあるだろうが、もし、事前発表をしながら、発売が半年も先ということなら、単にユーザーの買い控えが起きるだけで、あまりメリットがないと思う。

例えば、もし、世界一斉発売でないとすれば、ソフトバンクはどこかで再度、iPhoneの発売時期をアナウンスする記者会見を行うことになる。iPhoneのビジネスモデルは、メーカー(Apple)主導の販売戦略なので、僕はソフトバンクが再び記者会見をして、iPhoneの紹介をするとは思わないし、だとすると、先日の発表→WWDCでの発表→発売時期の発表→発売ということになり、これはいくらなんでも小出しにしすぎるのではないかという気がする。

それに、今回の3G iPhoneは、インド(10億人)、ブラジル(1.8億人)、日本(1.2億人)と、人口の多い国での初展開となるだけに、この3ヵ国でどれだけ台数を稼げるかが、1100〜1200万台到達への試金石となる。iPhoneは、3月末(発売10ヵ月)で540万台。残り10ヵ月で、最低でも500万台は売る必要がある。すでに、iPhone投入済みの国の人々がみんな3G iPhoneにリプレースするとは考えられないし(まだ1年も経っていないわけで)、なおさら、上記3ヵ国での展開は重要なはず。で、そう考えたとき、秋以降ということは、まずないだろう。すでにiPhoneの買い控えも起きている状態で、10、11、12月の3ヵ月は短すぎる。とにかく、できるだけ早く各国に投入するというのが、基本路線になるはずだ。

ちなみに、Appleは、以前、iPod Shuffleのときに全世界一斉発売をしたが、このときは、9月13日発表、11月3日発売だった。その間、1ヵ月半。もし、6/9のWWDCで3G iphoneの世界一斉発売(といっても70ヵ国だが)のアナウンスをしたとして、発売は早くて6月末か7月中旬。8月には世界的なイベントとしてオリンピック、そして、サマーバカンスもあるから、遅くとも7月中に発売を始めないと、1000万台の目標すら危うい気がする。

では、日本での販売には、どれだけ期待できるのだろうか? 昨年、北米で7〜9月に売れたiPhoneは110万台。月平均36万台だ。日本の市場規模がその半分弱とすると、1ヵ月で期待できる台数は15万台。年末の10、11、12月だけでは、せいぜい40〜50万台にしかならない。やはり、7月からの展開をして、80〜90万台をねらいたいところだろう。もしかしたら、ジョブスと孫さんの間では、日本では100万台を目指すくらいの話がされているかもしれない。

というわけで、個人的な推測では、

「3G iPhone 7月世界同時発売!」

と行きたいのだが、どうだろう?

iPhone、ソフトバンクモバイルから。

来週のWWDC待ちという書き込みをした矢先、ソフトバンクモバイルから「iPhoneを年内発売」のアナウンスが あった。

昨日のソフトバンクモバイルの発表会で、孫さんは「噂にはいっさいコメントしない」という発言をしたが、まぁ確かにあのような場所でiPhoneに話が移ったら、せっかくの新モデルが台無しになってしまうし、ゲストで呼ばれたタレントさん達にも失礼だろう。

というわけで、一日遅れのサプライズとなったが、これであとは、どんな3G iPhoneが出てくるかを待つのみとなった。また、いつごろ、どんな料金面プランで出てくるかも気になるところだ。

ところで、昨日の発表会でノーコメントだったのはともかく、年内発売にもかかわらず、なぜ6月4日のアナウンスなのか?
僕はひょっとすると国内発売は案外早いのではないかと思う。いかにiPhoneとはいえ、市場の興味が失せないうちに矢継ぎ早に展開することは大切だ。特に、ドコモ、auが手の内を見せ、当面、表立ったiPhone対策を打てない6、7、8月に一気に勝負するのが正しい。そして、それができないのなら、敢えて、今日、アナウンスする意味がない。これで秋を迎えてしまったら、 ユーザーをイライラさせ,ライバルには対抗策を考える時間を与えることになる。

そんなわけで、僕は夏までに発売と予想するが、さらにいうと、北京オリンピックが始まり、帰省ラッシュに突入する8月は、あまりに時期が悪い。できれば、ボーナスが支給され、まだ使い道が決まらない6月、7月がいい。そして、7月に販売できるなら、昨年同様、6月下旬が美しい。

鉄は熱いうちに打て!
この格言どおり、iPhoneは、一気に日本でも大ブームを巻き起せるだろうか?
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